Vol.87 食と健康

カヌレがおしゃれになって再ブーム!?

<Q>
 リバイバルブームで注目を集めたカヌレ。初めて見た時は、シンプルすぎて、ついほかのスイーツに目移りしていました。少し前からかわいいカヌレを店頭で見かけるので、食べてみたいと思っています。どこが発祥で、どのような由来があるのか、またどのような材料を使っているのかを教えてください。

<A>
 カヌレはフランスのボルドー地方にある修道院で生まれたといわれています。ボルドー地方はワインの産地でも知られていますが、ワインの醸造過程でできる“おり”を取り除くために卵の白身が使われていました。残ってしまう黄身を有効利用するために生まれたのがカヌレです。主な材料は小麦粉、卵、砂糖、牛乳と至ってシンプルで、その特徴はカヌレ型という焼き型と焼く時に蜜ろうを使うことです。これも修道院で入手しやすい材料として昔から使われてきた伝統を受け継いでいます。外はカリカリしてしっかりした歯応えがあり、中はしっとりしてコクがある、修道院生まれらしい素朴な味と形、ほかにない食感で人気になりました。

 カヌレは1990年代のブームに始まり、2021年頃からチョコレートやフルーツがトッピングされるなど、おしゃれにデコレーションされたものが登場して人気に火がつきました。最近では生や半熟などの進化系もあり、新食感にはまってしまう人も続出しているようです。コンビニでも手ごろな価格でカヌレが発売され、身近なお菓子になったのも人気の要因かもしれません。

 その年に流行しそうなスイーツを農林水産省が予想をしているのをご存じでしょうか。カヌレはこの2年間流行スイーツ予想10選にランクインしています。その中で、まだまだ進化を続けていてブームが続きそうとのコメントもあります。この予想は「ありが糖運動」の一環として実施されています。

 農林水産省のホームページによると『砂糖には普段の生活のエネルギー源としてだけでなく、ストレスや緊張を和らげたり、疲労回復効果など様々な効用があります。しかし、近年の低糖質ブームや砂糖に関する間違った知識の普及により、その需要は年々減少しています。「ありが糖運動」では砂糖に関する正しい知識や情報をお届けし、その砂糖の効用や幸福感を身近な人、大切な人と分かち合ってもらうことで、砂糖の需要・消費拡大に取り組んでいきます』とのこと。

 まもなくホワイトデー。「ありが糖」を込めてカヌレをお返しするのも素敵ですね。