Vol.201 食と健康

更年期を幸年期に…

 更年期とは一般的に閉経を迎える前後の5年ずつ約10年間、40代後半から50代前半のことをいいます。エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が急激に減少することによって、自律神経が乱れ、人によってさまざまな症状が現れます。個人差はありますが、女性にとって節目の時期で、次のステージへの準備期間といえるでしょう。ここで食生活を見直すことは、更年期の症状改善や閉経後の健康維持のためにとても大切です。

1日3食、バランスよく食べる

 不規則な食生活は自律神経の乱れにつながるので、1日3食、規則正しく食事をとることが基本です。また、エストロゲンには悪玉コレステロールを減少させたり、血管をしなやかに保つなどのよい働きがありますが、閉経後はこの恩恵に頼ることができません。脂質異常症や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病のリスクに備えるためにも、栄養バランスが偏っていないか日々の食事を確認したいですね。

良質なたんぱく質を積極的に摂る

 筋肉量を減らさないため、魚、肉、卵、乳製品、大豆製品をしっかり食べましょう。朝、昼、夕と均等に摂れるのが理想的です。
 なかでも大豆製品には、エストロゲンに似た働きをするイソフラボンという成分が含まれていて、更年期症状の改善に役立つといわれています。カルシウムも多く含まれるので一石二鳥。普段、大豆製品をあまり食べていないようなら、ぜひ1日に1~2品取り入れてください。

丈夫な骨づくりを意識する

 骨は破壊と形成を常に繰り返していて、エストロゲンには形成を促し、破壊を抑えるという作用があります。そのため、更年期以降はエストロゲンの減少とともに、骨密度も急激に低下し、骨折しやすくなります。閉経後の女性は「骨粗しょう症予備軍」といわれるほどです。
 骨粗しょう症の対策はできるだけ早く開始し、継続することが重要とされます。カルシウムをはじめとした、骨づくりに必要な栄養素を積極的に摂るようにしましょう。


更=「あらたまる」 
大事な節目を、自分を大切にするチャンスに!

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