Vol.175 食と健康

血圧が高いと言われたら?

塩分を控えよう

 高血圧対策の食事の基本といえば減塩。日本人の一日の食塩摂取の目標量は男性が7.5g未満、女性が6.5g未満ですが、実際の摂取量は約10gといかに摂り過ぎているかがわかります。高血圧症の人は男女とも6g未満が目標とされているので、さらに減塩が必要です。
 次のポイントを参考に、食べ方を少し工夫してみてください。

 
野菜、果物、海藻類、きのこ類を食べよう

 野菜や果物は体内の余分な塩分を排泄するカリウムを含んでいます。また、これらの食品に豊富な食物繊維にもカリウムと同様の効果が期待できるので、毎日の食事に積極的に取り入れましょう。

適正体重をキープしよう

 肥満の人はそうでない人と比べると、約2~3倍多く高血圧症にかかるといわれています。また高血圧以外の生活習慣病のリスクにもなるので、健康を維持するためには肥満を予防、解消することが重要です。
適正体重をキープする基本は「バランスのとれた食事」と「適度な運動」。ウォーキングや自転車などの有酸素運動は高血圧の改善に有効といわれています。無理なく続けられる運動を日々の習慣にできるといいですね。

アルコールは適量を守ろう

 少量のアルコールは血管を拡張させて一時的に血圧を下げますが、多量になると血圧を上げる原因となります。飲み過ぎには気を付けましょう。また、おいしいおつまみは塩分たっぷりの味の濃い食品が多いので、要注意です。


高血圧症対策には生活習慣の改善が不可欠
早めに取り組み始めましょう‼

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