Vol.168 食と健康

楽しみ広がる、梅仕舞い

<Q>
 今年もそろそろ梅酒を作ろうと思います。でも去年漬けた梅酒の実が残っています。いつもそのまま食べていますが、飽きてしまいます。違う利用法を教えてください。

<A>
 梅酒を漬ける前の“梅仕舞い(うめじまい)”梅の実は最後までおいしくいただきたいですね。食べ切れず残ってしまった場合は、料理や菓子などにいろいろとリメイクできます。 

 梅の実は、料理に加えることでコクがあるのにさっぱりとした味に仕上がります。魚や肉との相性がよく、イワシのしょう油煮やサバの味噌煮、豚肉や鶏肉の煮込みなどに使うと梅の酸味が隠し味になり、いつもと違った味わいが楽しめます。

 刻んでドレッシングやタルタルソースもお勧めです。お酒に弱い人やお子さんに食べさせる場合は、アルコール分を抜いてから使います。耐熱容器に刻んだ梅の実と水をひたひたに入れて、電子レンジで加熱してアルコール分を飛ばしてください。ほかにも、おいしく変身させる方法をいくつか紹介します。