Vol.07 労働環境・健康

アサーションとは? 今注目される背景や身につけるメリット、研修方法の具体例をご紹介

2023年8月1日

「相手の反応や顔色が気になって自分の意見がはっきり言えない」、「相手が何を考えているのか、いまいち理解できない」など、他人とコミュニケーションをとることはなかなか難しいもの。最近は、こういったことがストレスの原因となって、会社へ行くことが億劫になってしまったり、仕事で失敗をしてしまったりする人が多く見られるようになってきました。このように、従業員の気持ちが安定しない場合、業務効率が低下し、満足のいくパフォーマンスを発揮してもらえないことにもなり兼ねません。
そこで、今注目されているのが「アサーションスキルを学ぶ」ということ。「アサーション」とは「主張、断言」を意味する英語で、1949年に心理療法のひとつである「行動療法」の中で提唱された考え方のことです。1960年代以降になると、人権運動が活発となり、それまで抑圧されていた黒人や女性が、アサーションの技法を用いて、差別などの理不尽な状況を乗り越えてきました。
今回はアサーションの概要、意味、起源、身につけるメリットなどについて解説してきます。

アサーションとは?

アサーションは、相手も自分も尊重しながら、権利を主張するコミュニケーション技法のことです。上下関係や人種などに関係なく、人間はだれでも等しく自己主張する権利があるという思想としての側面があります。
アサーションの起源は、1949年までさかのぼります。行動療法家のアンドリュー・ソルターが発表した行動療法のひとつである「条件反射療法」に由来しており、多くの人は幼少期に親から受けたしつけや叱責などにより、精神的に抑圧した状態を引きずっているということが判明。相手の顔色を伺うのではなく、相手を思いやりながら権利を主張することが重要だとしています。
1960年代になると、臨床心理学の行動療法として、アサーショントレーニングが開発されます。以降、80年代まではアサーションに関する研究が活発に行われていましたが、争点として、適切な自己主張と、わがままともとれるような不適切な自己主張についての線引きが難しい点が挙げられました。
このような中、「対人効果性」という概念が生まれ、アサーションは一方的な自己主張ではなく、
●自らの目標獲得
●相手との関係性維持・改善
●自尊心の維持・向上
という効果を得るコミュニケーション技法、という定義が賛同を得ることとなります。
現在、アサーションは欧米を中心に、主にマネジメントの現場で活用されています。日本では、教育業界、福祉業界、医療業界など、円滑なコミュニケーションが特に必要とされている業界で取り入れられている技法です。

アサーションが注目される背景

職場でのストレスを感じ、休職や離職などに陥ってしまう人が増加している日本。ストレスの原因は様々ですが、思ったことが言えない人や周りに合わせてしまう人などは、特にストレスをため込みやすいと言われています。また、コロナ禍によるリモートワークの増加によって、コミュニケーションが以前よりも取りにくくなっているのも背景のひとつです。同じ事務所にいれば、「忙しそうだな」、「電話をしているから後にしよう」など、雰囲気を感じ取ることができますが、違う場所にいることで、「今、連絡して迷惑じゃないだろうか」、「リモート会議でいつもより表情が硬いような感じがしたけれど、怒っているのかな」など、あれこれ詮索してしまうことが増えてしまいます。それがストレスとなり、体調やメンタルの不調につながってしまうというわけです。
ほかにも、アサーションが注目される背景として、社内でのハラスメント防止が挙げられます。上司が部下を必要以上に叱責するなど、優位な立場を利用した「パワハラ」、性的な嫌がらせをする「セクハラ」、集団で無視をしたり、人格を否定した発言を繰り返したりする「モラハラ」など様々な種類がありますが、いずれにしても、受けた人はストレスを感じ、休職や離職に追い込まれてしまうことがあります。
ハラスメント行為は許されることではありませんが、中には訴えられるまで自分がハラスメント行為をしていたことに気付いていなかったという人もいます。そして、じっくり話すことで、相手を尊重するコミュニケーションが取れていなかったと分かったことも少なくありません。
このように様々なストレスを感じている人が増加している中、アサーションはコミュニケーション不全を解消する方法として注目されています。また、アサーショントレーニングにより、職場のストレス改善に取り組む企業が増えているのも事実です。

アサーションを身につけるメリット

相手を傷つけずに、自分の意見や要求、主張を伝える手法であるアサーション。ここでは、アサーションを身につけるメリットについて見ていきましょう。

●メリット1:自身を表現できる
「ノー」だったのに、相手に合わせて「イエス」と答えることを繰り返していると、本当の自分がわからなくなり、いずれは自身の気持ちを上手に表現できなくなってしまいます。誰かに合わせることに慣れてしまうと、いつも意見が違うと思われて、「八方美人」、「お調子者」などとレッテルをはられてしまうことも。アサーショントレーニングを続けると、自分自身や自分の気持ちを主体的に話すことが身につくので、結果的に自身を上手に表現できるようになります。また、それぞれがアサーションを身につけることで、活発な議論が生まれても全員が納得できる結論に達する可能性が高まります。意見をぶつけ合うのではなく、受け入れることができるからです。

●メリット2:相手を傷つけない
アサーションの基本は、相手を尊重した上での自己主張です。そのために重要なことは、お願いする口調で、相手を否定せずに気持ちを伝えること。アサーションの技法を身につけることで、しっかり主張していても「〇〇さんは、自分の言葉で意見をちゃんと言うけれど嫌な気がしないね」、「自分をしっかり持っている人だね」と肯定的な印象を与えることができます。相手を傷つけず、相互理解を深めながら自己主張できるのが、アサーションの技法なのです。

●メリット3:コミュニケーションリスクを回避できる
自己主張ができないことが多いと、人間は不満が募ってストレスを抱えてしまうことになります。特に部下は上司に思うところがあっても、自己主張ができずイエスマンになってしまいがちです。こういったケースでもアサーションを身につけるのは効果的。アサーションは、それぞれが等しく自己主張できる権利があるという思想に基づいているため、立場で発言するのではなく、相手を尊重した自己主張ができるようになります。
コミュニケーション不足によるストレスが軽減されると、社内の雰囲気も変わってきて、風通しも良くなるでしょう。働きやすい環境は、社員のモチベーション向上や離職率の低減にもつながります。

3つのコミュニケーションタイプ

アサーションにおいては、3つのコミュニケーションタイプがあります。ご自身がどのタイプか理解しやすいよう、人気アニメ「ドラえもん」のキャラクターを例にあげながら見ていきましょう。

①アグレッシブタイプ(攻撃タイプ):ドラえもんに登場するジャイアン
自己肯定感が高く、一方的な自己主張が強いのがこのタイプ。自分に絶対的な自信があるため、他人の顔色を伺って、言動や行動を抑制することはありません。周りの人は、攻撃的な態度に委縮してしまったり、傷ついたりしてしまうことが多くなります。また、力で相手を説得しようとするため、コミュニケーション不全に陥りやすく、関係性にゆがみが生じてしまいます。上司がアグレッシブタイプの場合は、意思決定がトップダウンとなり、メンバーは自己の意見が取り入れられないことから、不満を抱きがちになります。
瞬間的に感情を出してしまうことが多く、言った後はケロッとしているなど、単純な一面もあります。本人はすっきりしていても、言われた側はずっと根に持っていた、ということが起きやすいです。
―このタイプが誘いを断る場合―
相手「今度の日曜日に〇〇って映画を見にいかない?」
アグレッシブタイプの人「日曜日? 家でゆっくりしたいから絶対無理。しかも〇〇って映画つまらないらしいよ。自分はお金を出してまで見に行きたいとは思いわないな。△△って映画なら行きたいけど、そうじゃないなら行かないよ」
→自己主張はしっかりできていますが、相手が不快に感じるような発言をしています。相手はせっかく誘ったのにという思いと、自分が楽しみにしていることを否定されて嫌だなという思いを感じてしまうでしょう。

②ノン・アサーティブタイプ(非主張的タイプ):ドラえもんに登場するのび太くん
自分の思いを上手に表現したり、相手に伝えたりするのが苦手なタイプ。おとなしいという印象があり、アグレッシブタイプのように、強く自己主張することはありません。しかし、毎日やり過ごしているというわけではなく、相手から受けた「嫌だな」と感じたことは、長い間引きずりがち。「明日は明日の風が吹く」なんてことは簡単には思えません。
自己主張をしないので、意見を求められることが徐々に減っていく傾向。自己主張するタイミング自体が失われがちになるので、「本心が分からない人」と言われて、周りの不信感が募ってしまうことも。おとなしさに付け込まれてしまうこともあるので注意が必要です。
―このタイプが誘いを断る場合―
相手「今度の日曜日に〇〇って映画を見にいかない?」
ノン・アサーティブタイプの人「(本心:日曜日は家でゆっくりしたかったし、〇〇には興味がないな…)。日曜日に映画鑑賞とはいいですね。ぜひ連れていってください」
→せっかく誘ってくれたのに、断ったら悪いかな…と考えてしまい、本心とは違う相手が望むような返事をしてしまいます。言ってしまった後は後悔しきり。気が乗らないまま、映画を見に行くことになります。

③アサーティブタイプ(主張的タイプ):ドラえもんに登場するしずかちゃん
ドラえもんの登場人物の中で、実にスマートに自己主張しているのがしずかちゃん。自分や相手を尊重しながら、「自分はこうしたい」と伝えることができています。
このタイプの人は、相手を不快にさせずに断ることが得意。相手の気持ちを受け止めた発言ができるので、たとえ何かを断るにしても、そのことで揉めたり険悪なムードになったりすることはありません。正直かつストレートに、でも相手へのリスペクトを忘れずにいることで、双方がストレスなく関係性を保っていけます。
―このタイプが誘いを断る場合―
相手「今度の日曜日に〇〇って映画を見にいかない?」
アサーティブタイプの人「誘ってくれてありがとう。本当に申し訳ないのだけれど、今週は残業が多くて疲労がたまっているから、日曜日は家でゆっくりすることに決めていたの。でも、映画鑑賞は好きだし、一緒に映画を見に行きたいから次の日曜日はどう? △△っていう映画も感動するみたいだよ。前から見てみたいと思ってたんだ!」
→まずは、誘ってくれたことに感謝し、相手の気持ちを丁寧に受け取っています。そのうえで、日曜日はゆっくりしたいと伝え、しっかりとお断りを。でも、断って終わりにするのではなく、代替案も用意し、相手の気持ちに寄り添うことも忘れていません。さらに、〇〇という映画にはあまり関心がないため、映画鑑賞に興味があることを示して相手に同調しつつ、自分が見たい映画についても隠さずに伝えています。

「自己主張をしっかりしている」という点では、アグレッシブタイプとアサーティブタイプは同じです。さらにどちらのタイプも断ることはできています。ここでの大きな違いは「相手を尊重しているかどうか」という点。
前者の場合は不快になる言葉を繰り返して、相手が「そこまでいうならもういいよ!」となってしまいます。でも後者であれば、「理由があるなら仕方ないな」とすんなり受け入れることができるでしょう。

しかし、時にはアグレッシブタイプがその特性を発揮できるシーンがあります。例えば、強引な勧誘や営業を断る場合は、強めに意思を伝えて、相手を突き放すことや絶対に無理だと思わせることが重要になってきます。こういったシーンでは、アグレッシブタイプの絶対的な自信が必要になってくるでしょう。
ノン・アサーティブタイプにおいても、その特性が役に立たないということではありません。アグレッシブタイプばかりでは、毎日が言い争いで終わってしまいます。意識的にノン・アサーティブタイプになることで、議論の収束を促すことができるかもしれません。

アグレッシブタイプやノン・アサーティブタイプの弱点は、コミュニケーション不全が目立ってしまうとうことです。そこで、こういったタイプの人がアサーショントレーニングによってアサーションの技法を身につけると、これまで以上に良好な人間関係が築けるようになります。

アサーショントレーニングの方法

アサーションについて様々な角度から見てきましたが、ここではトレーニング方法を解説していきましょう。
 
●まずはアサーションチェック
トレーニングを始める前に、自分は「アグレッシブタイプ(攻撃タイプ)」、「ノン・アサーティブタイプ(非主張的タイプ)」「アサーティブタイプ(主張的タイプ)」のうちどのタイプなのかを確認するようにします。タイプによってアプローチ方法が変わってくるので、ここは重要なポイントとなります。
一般的には下記のようなチェックリストの回答結果によって、どのタイプかを判定します。なお、このチェックリストには様々な形式があるため、今回ご紹介するのはその一例と捉えてください。

<自分から働きかける言動のチェック※はい・いいえで回答>
1誰かにいい感じを持ったとき、その気持ちを表現できますか
2自分の長所や成し遂げたことを人に言うことができますか
3自分が神経質になっていたり、緊張しているとき、それを受け入れることができますか
4見知らぬ人たちの会話の中に、気楽に入っていくことができますか
5会話の場から立ち去ったり、別れを言ったりすることができますか
6自分が知らないことやわからないことがあったとき、そのことについて説明を求めることができますか。
7人に援助を求めることができますか
8人と異なった意見や感じを持っているとき、それを表現することができますか
9自分が間違っているとき、それを認めることができますか
10適切な批判を述べることができますか
「改訂版 アサーション・トレーニング(日本・精神技術研究所)」より引用・一部編集

<相手の言動に対する言動のチェック※はい・いいえで回答>
11人からほめられたとき、素直に対応できますか
12好意を批判されたとき、受け答えができますか
13不当な要求を拒むことができますか
14長電話や長話のとき、自分から切る提案をすることができますか
15あなたの話を中断して話し出した人に、そのことを言えますか
16パーティーや催し物の招待を、受けたり断ったりできますか
17セールスマンや店員からの強い勧めを断れますか
18注文したとおりのもの(料理や洋服など)が来なかったとき、そのことを言って交渉できますか
19人の好意がわずらわしいとき、断ることができますか
20援助や助言を求められたとき、必要であれば断ることができますか
「改訂版 アサーション・トレーニング(日本・精神技術研究所)」より引用・一部編集

<結果の見方>
「はい」が10個以上:アサーティブタイプ(主張的タイプ)
「はい」より「いいえ」が多い:ノン・アサーティブタイプ(非主張的タイプ)
「はい」が10個以上かつ、「はい」と回答した内容のうち、主張というより攻撃的に対処しているというのが多い場合:アグレッシブタイプ(攻撃タイプ)

●DESC法
アサーションを身につけるためのトレーニング方法のひとつに、アサーションを以下の4つに分類して体系的にまとめた「DESC法」があります。体系化したことで、合理的にコミュニケーションをとることができ、スムーズに解決へ向かうことができます。
D:Describe(直訳:描写する)→客観的に状況や事実を伝達すること
E:Express(直訳:表現する)→意見、感情を表現すること
S:Specify(直訳:提案する)→求めているものを明言し、提案すること
C:Consequences(直訳:結果を伝える)→提案したものの結果を伝えること

●ABCDE理論
「ABCDE理論」は、5つの頭文字をとったもので、下記のような意味があります。

A:Activating event(客観的な外部の出来事・生活環境・人間関係)
B:Belief(客観的な外部事象の受け取り方や感じ方)
C:Consequence(気分や感情、行動)
D:Dispute(非合理的なBに対する反論)
E:Effect(効果的な信念)

A(出来事)の次は、結果ではなく、それぞれの受け取り方や感じ方があった上で、結果が出るという考え方です。
解釈によって、結果が左右されることを意味していて、同じ出来事があってもそれをネガティブにとらえるか、ポジティブにとらえるかで、結果が変わってきます。
この理論を用いると、一面的だった受け止め方が多面的に捉えられるようになります。

<「ABCDE理論」による考え方の例>
A:Activating event(客観的な外部の出来事・生活環境・人間関係)
上司をCCに入れて顧客へメールを送ったところ、それを読んだ上司から、些細なミスを指摘された。
   
B:Belief(客観的な外部事象の受け取り方や感じ方)
顧客が気付かないような内容で、上司が細かすぎる。メールごときで注意されると一挙一動が監視されているようで、ストレスに感じてしまう。
   
C:Consequence(気分や感情、行動)
できるだけこの上司と接したくないけれど、最低限の対応しかしなかった場合、評価が下がってしまうかもしれない。
   
D:Dispute(非合理的なBに対する反論)
些細なミスであっても間違ったことには変わりない。上司は大きなミスが発生しないよう、しっかりフォローしてくれているのではないか。
   
E:Effect(効果的な信念)
上司からミスを指摘されることがあるが、よく考えたら自分の不注意によるものだ。ミスを指摘されるのが嫌なら、自分がミスをなくせばいい。

●I(アイ)メッセージ
Iメッセージのアイは私を意味する「I」のこと。アサーションでは、発言をするときに主語を「私」にすることで、主体的な考え方ができるようになり、自己主張がしやすくなるとしています。「あなたがこうだから、もうしないで欲しい」ではなく、「私がこう感じているからやめて欲しい」としたほうが、受け手にもソフトに伝わりやすくなります。
ここで注意したいのは、独りよがりの自己主張はNGということ。相手を尊重しながら自己主張するのを忘れないようにしてください。

●基本的アサーション権
人間は基本的アサーション権という人権を持っています。これは、「自他の権利を侵さない範囲で、自己表現をしても良い権利」のことで、誰もが尊重され、守られるべき権利です。基本的アサーション権という権利を理解しておくと、アサーションの応用がしやすくなります。

●言語的/非言語的アサーション
アサーションでは、自分の言葉で相手に伝えることが重要としていますが、ボディランゲージのような非言語的なアプローチも知っておきたい手法です。
相手の発言にリアクションをとったり、身振り手振りで話したりすることで、気持ちが伝わりやすくなります。コロナ禍になって一気にオンラインミーティングが増えましたが、非言語的アサーションは、感情が伝わりにくいオンラインコミュニケーションにおいても有効です。

ダイヤル・サービスにおけるアサーション研修

アサーションを意識することで、相手への伝わり方が変わり、嫌な気持ちにさせてしまうこともなくなります。職場で有効に活用できれば、例えば上司からの指導が、パワハラと誤って捉えられてしまうこともないでしょう。
ダイヤル・サービスがご用意している「ハラスメント行為者研修【伝える】」では、アサーションの考えに基づいた研修を行っています。ここではその大まかな流れをお伝えしていきます。

1自己表現の比較
友人が連絡もなく遅刻したことを例に、それぞれの反応を交えながら3種類の自己表現を解説。ハラスメントにならないためには、アサーティブな自己表現を意識することがポイントと伝えている。
・攻撃的な自己表現:いい加減にしろ! など、攻撃的な言葉を投げかける。一時的に満足するが、友人関係を壊す可能性がある。
・非主張的な自己表現:本当はよく思っていないのに、「いいよ、いいよ」と言葉では許してしまう。我慢を続けるとストレスがたまり、一気に爆発したり、うつ状態になってしまったりすることがある。
・アサーティブな自己表現:せめて連絡して欲しい。心配したよ。何あったの? と責めることはないが、自分の気持ちはしっかり伝えている。

2アサーティブな自己表現をするために
・伝える内容を整理する:NVCの4つの要素について。NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)をおこなうことで、自分自身の言葉に、そして人の言葉に十分に耳を傾け、尊敬や思いやり、共感を呼び起こし、お互いに心の底から与えたいという思いが生み出される。

相手に配慮して伝える:Iメッセージ(主語を私にして相手に伝える方法)

●実際にやってみよう!~YOUメッセージを!メッセージに変えてみましょう~

DESC法(職場などにおいて、結論を出したり葛藤が起こったりする場面で意識するとよい伝え方)

●実際にやってみよう!~以下のフォーマットに自分で入れ込んでみましょう~

アサーションは職場、日常生活で活用を

アサーションの技法は、職場だけでなく日常生活でも活用できます。身につけることで、生きやすくなったり、気持ちが軽くなったりするだけでなく、良い人間関係が構築されることで、充実した人生を送ることができるはずです。
円滑なコミュニケーションが職場に広まれば、業績などにも良い影響を与えることができるでしょう。やはり、職場の雰囲気づくりには、社員の意識改革が重要なポイントになります。社内でアサーション研修などを実施し、役立ててみてはいかがでしょうか。

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