Vol.181 食と健康

フレイル…あなたは大丈夫ですか?

 「ちょっと痩せてきた」「段差がないのにつまずいた」「人の名前が出てこない」思い当たることはありませんか。もしかしたらフレイルの始まりかもしれません。

フレイルってなに?

 2014年に日本老年医学会が提唱したフレイル。「Frailty(虚弱)」をもとに作られた言葉で、加齢により体力や気力が老い衰えた状態のことです。筋力が落ちて転倒しやすくなったり、認知機能や意欲が低下したり、社会とつながりが薄れたり、といった多面性を持っています。しかし、健康な状態から要介護へ進む中間の段階なので、早く適切な対策を始めればフレイルの進行を防ぐだけでなく、健康な状態に戻る可能性があります。

フレイルを見逃さないためには?

 フレイルになっていても自分では気付かないケースが少なくありません。
 一般的なチェック方法をご紹介します。フレイルの兆候があるかどうかをチェックしてみましょう。

 
 5項目のうち、3項目以上該当するとフレイル、1または2項目の場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断されます。


老いは避けられません。心も体も元気に年をとるために、
できるだけ早く自分自身の状態を知ることが大切です。