Vol.169 食と健康

大人こそ!7つの「こ食」

 「食べる力」=「生きる力」を育む「食育」。6月は国が定めた食育月間です。子ども向けの教育で大人には関係がないと思われがちですが、食育は生きる上での基本ともいえます。ライフスタイルの多様化により、子どもの食環境で、7つの「こ食」が増えていることが問題とされていますが、実はこの「こ食」、健康的な食生活を身につけるためには、子どもだけでなく、大人も見直す必要があるようです。

 大人だと…
☆「夜はお気に入りのラーメンが定番、スープも残さない」(固食・濃食・粉食)
☆「どんな料理にも、しょうゆやソースをかけてしまう」(濃食)
☆「太りたくないので、昼はヘルシーにサラダだけ」(小食)
☆「忙しいときは、菓子パンで簡単に済ませる」(小食・固食・粉食)

 当てはまる「こ食」が多いほど、栄養バランスが偏った食事になりやすいといわれています。また、噛む力が弱くなったり、カロリーや塩分、糖分の摂りすぎから、肥満や生活習慣病になりやすくなったりなどのデメリットもあります。「こ食」を続けると健康を害するのは子どもも大人も同じなのです。さあ、できることから「脱・こ食」を始めてみましょう!