第96号:<相談を受けたあと自分がしんどくなってしまったら~カウンセラーが実践しているセルフケア>

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◆ホットライン通信第96号◆
<相談を受けたあと自分がしんどくなってしまったら
              ~カウンセラーが実践しているセルフケア>
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                                                      2016年9月23日
メールをご覧いただいている皆様へ

秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりました。皆様いかがお過ごしですか。

このメールは、主としてダイヤル・サービス株式会社の通報・相談窓口を
ご契約いただいている企業のご担当者様、お名刺交換させていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方にお送りしております。

企業の持続的な発展や価値を高めるCSR活動に役立つ弊社ならではのトピ
ックス情報や、通報・相談窓口からのホットな情報をお知らせいたします。
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◇◆電話カウンセラーから◆◇
 <相談を受けたあと自分がしんどくなってしまったら
              ~カウンセラーが実践しているセルフケア>
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日々メンタルヘルスの相談を受けていると、「ハードな相談ばかり受けてい
て大変ですね」と気遣われることがあります。
確かに相談の中には、カウンセラーに精神的なダメージを与えるような話を
される方もいらっしゃいます。トレーニングを積んだプロとはいえ、カウン
セラーも生身の人間です。自分のキャパシティーを超えるような相談を受け
た場合には、できるだけ早くそのダメージから回復する必要があります。
今回は、プロのカウンセラーはどうやってそのような状況から抜け出すかに
ついてお伝えしたいと思います。

まず大切なのは、大変な相談を受けた自分自身に何が起こり、それは何によ
ってもたらされたのかを知ることです。
「生きているのがつらい」、「消えてなくなりたい」などと言われたときに
は、誰でもドキドキしたり、“何か言ってあげないといけない”と焦ること
があります。それは、「なんとかして相手を助けてあげたい」という気持ち
に対する心と体の正直な反応であり、決して悪いことではありません。まず
は自分が「ドキドキした」、「焦った」といった反応をしていることを認め
るところからスタートします。その際、反応に対して良し悪しの評価をしな
い、というのがポイントです。「焦ってはダメだ」とか「落ち着かなればダ
メだ」と否定する必要はないのです。 

次に、早い段階で負担を解消することが大切です。
精神的に負担のかかった状態をそのままにしておくと、その後の日常生活に
も影響を及ぼす場合があります。早い段階で負担を解消する方法として、
「相談を受けてしんどかった」ということを、できればその場で、周囲の人
に話して聞いてもらい共有することが有効です 。守秘義務などがあり話の
内容について話せないときは詳細を言う必要はありません。ただ、「自分が
しんどい思いをした」、「今もつらい状態にある」と、周囲の人に伝えて受
けとめてもらえばよいのです。

では、周囲に自分のしんどさを受けとめてくれる人がいないときはどうした
らよいでしょうか。
そのようなときにお勧めなのは、「体を使う」、「五感に働きかける」とい
う方法です。頭は許容量をオーバーしてしまった状態で余裕がありません。
そこで意識的に体を使って、抱えている頭の中のしんどさを全身に振り分け
るのです。
例えば、私は精神的に負担のかかる相談 を受けたときは、帰り道で30分く
らい歩くようにしています。歩き始めは相談のことで頭がいっぱいですが、
街の様子や景色を眺めているとだんだん気持ちが落ち着いてきて、頭の中
も自然と整理できるのです。
他にもスポーツクラブで汗を流したり、ヨガをやったりなど、自分なりの方
法をもっているカウンセラー仲間は少なくありません。

誰にでも部下や同僚から、また友人や家族から深刻な相談を受けて困ってし
まったという経験があるかと思います。そのようなときは、まずは自分の反
応を認め、次に他の人と共有したり体を動かしたりするなどして、自分自身
のケアをすることも大事にしてください。

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