第95号:<「労基署に行く」は、最後のSOS>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ホットライン通信第95号◆
<「労基署に行く」は、最後のSOS>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                                                     2016年8月25日
メールをご覧いただいている皆様へ

残暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか。

このメールは、主としてダイヤル・サービス株式会社の通報・相談窓口を
ご契約いただいている企業のご担当者様、お名刺交換させていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方にお送りしております。

企業の持続的な発展や価値を高めるCSR活動に役立つ弊社ならではのトピ
ックス情報や、通報・相談窓口からのホットな情報をお知らせいたします。
ホットライン通信のバックナンバーは以下よりご覧ください。
https://www.dsn.co.jp/mailmagazine/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆ホットライン通信からのお知らせ◆◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆2016年公開研修“「聴く」ためのスキル研修(初級)”のご案内

毎年大好評の当研修。初めて社内窓口の相談担当者になる方はもちろん、
ステップアップを目指すご担当者様もぜひご参加ください。
 
○日時:10月12日(水)13:00~16:30
○内容:1.担当者の心構え 2.聴き方の説明とロールプレイング
    3.事例を用いたロールプレイング
○対象:社内窓口担当者として基本を身に付けたい方、学び直したい方、
    初めて窓口担当となる方、等
○場所:ちよだプラットフォームスクウェア(本館)503会議室
       (千代田区神田錦町) http://www.yamori.jp/access/
○参加費:1名様 3,240円(税込)              
○申込み締切:10月7日(金)
 https://www.dsn.co.jp/seminar/details/20161012/
○主催・お問い合わせ:ダイヤル・サービス株式会社 CSRセミナー事務局
           (担当:中嶌・山戸) Tel 03-6238-7101 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆電話カウンセラーから◆◇
<「労基署に行く」は、最後のSOS>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ダイヤル・サービスのコンプライアンス通報窓口では、通報の最後に会社へ
の報告内容を通報者に確認します。
そのときに、例えば「上司が、タイムカードを押してから仕事をするよう指
示し、サービス残業を強要する」「有休を申請しても上司に却下される」
といった労働法に反する通報でしばしばみられることがあります。
それは、「○月○日までに、会社から回答がない場合は、労働基準監督署
(労基署)に相談に行く」「弁護士に相談する予定だ」「会社からの対応が
なければ、監督官庁に告発する」などと会社への報告書に記載してほしいと
要望されることです。

さて、「労基署に行く」と言う通報者の心理の奥には、どのような気持ちが
隠されているのでしょうか。もちろん、その言葉通り、「納得する対応を取
ってくれなければ、法的な手段に訴える」という会社への警告の意味を込め
ている方もいらっしゃるでしょう。
しかし実際は、「法的手段を取る前に、何とか対応してほしい」「ここまで
覚悟して自分が通報・相談したことを、理解してほしい」といった会社に対
する最後のSOSを発するために、「労基署に行く」と表現し、報告書に盛
り込むことを望む通報者がほとんどだと感じます。

今後も「労基署に行く」と言う通報者は増えるかもしれません。実際、厚生
労働省が公表した「平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況」では、
「総合労働相談件数(※)が8年連続で100万件を超えるなど、高止まり」と
なっています。この結果を考えると、労基署という機関がよく利用され、よ
く知られるようなったと言えます。

その一方で、日本人には、大事になるのを嫌い、法的手段・機関へ訴えるこ
とへの強いためらいもあります。労基署に行くことは、相当な覚悟が必要な
大事だと考えている方は多いと思います。
そう考えると、通報者にとって「労基署」というのは、事の重大さを明確に
しやすい言葉であり、最後のSOSという強い訴えを相談員や会社にわかり
やすい形で伝えるための表現なのかもしれません。

「労基署に行く」という訴えも含め、窓口の相談員は、通報者の「思い」を
受け止め、「主訴」「問題」「要望」を通報者と一緒に整理します。こうし
た過程で、なぜ「労基署に行く」「弁護士に相談する」と訴えるのかが見え
てくることがあります。窓口では、「労基署に行く」という表現を表面的にと
らえるのではなく、できる限り意図や真意が分かるまで話を聞きこんだ上で、
ご自身の「思い」をしっかりと会社に伝えてはいかがでしょうか、と通報者
にお勧めしています。

※「総合労働相談」:都道府県労働局、各基準監督署内、駅近隣の建物など
381か所(平成 28 年4月1日現在)に、あらゆる労働問題に関する相談ワンス
トップで対応するための総合労働相談コーナを設置し、専門の相談員が対応。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  内部通報制度の外部窓口、職場のセクハラ・パワハラ・人間関係などの
  外部相談窓口についてのお問い合わせは、
  ダイヤル・サービス株式会社営業部までご連絡ください。

□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ダイヤル・サービス株式会社
ホットライン通信編集部

〒102-8018
東京都千代田区三番町6-2  三番町弥生館4階
Tel03-6238-7101Fax03-6238-7102

■法人向け通報・相談サービスの情報はこちら
 https://www.dsn.co.jp/services/ 
■ダイヤル・サービスの情報はこちら
 https://www.dsn.co.jp/


■本メールを転送することに制限はありません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□