第73号:報告書というバトン

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 ◆ホットライン通信第73号◆
  <報告書というバトン>     
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                                                     2014年10月24日
メールをご覧いただいている皆様へ

街路樹の葉も日ごとに赤や黄色に彩りをましています。皆様はいかがお過
ごしですか。

このメールは、主としてダイヤル・サービス株式会社の通報・相談窓口を
ご契約いただいている企業のご担当者様、お名刺交換させていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方にお送りしております。

企業の持続的な発展や価値を高めるCSR活動に役立つ弊社ならではのトピ
ックス情報や、通報・相談窓口からのホットな情報をお知らせいたします。
ホットライン通信のバックナンバーは以下よりご覧ください。
https://www.dsn.co.jp/mailmagazine/
▼目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ホットライン通信からのお知らせ
1.公開研修「職場復帰支援に活かす認知行動療法」のご案内  
2.EAPセミナー「ストレスチェック義務化における企業リスクを考える」
 のご案内

◇電話カウンセラーから  <報告書というバトン>   
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 ◇◆ホットライン通信からのお知らせ◆◇
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◆1. 2014年公開研修「職場復帰支援に活かす認知行動療法」のご案内
  
近年うつ病の治療として認知行動療法が取り入れられています。本研修では、
簡単なワークを通して認知行動療法の概要をお伝えするとともに、職場復帰
支援やメンタルヘルス支援への活かし方を臨床心理士がご提案します。

○日時:12月5日(金)14:00~17:00
○内容:「認知行動療法とは?」「認知行動療法の職場復帰支援への活用方法」
○講師:臨床心理士(ダイヤル・サービス専属指導員)
○場所:ダイヤル・サービス株式会社 会議室 (千代田区三番町)
    http://www.dsn.co.jp/company/outline/map.html    
○参加費:1名様 5,400円(税込)            
○申込み締切:12月3日(水)
 https://www.dsn.co.jp/seminar/details/20141205/
○主催・お問い合わせ:
        ダイヤル・サービス株式会社 CSRセミナー事務局
       (担当:山戸・高田・中嶌) Tel 03-6238-7101

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◆2.第11回EAPセミナー
 「ストレスチェック義務化における企業リスクを考える」のご案内

6月に国会において可決された改正労働安全衛生法について今後の政府の方向性、
法案を受けて企業はどのようなリスクが考えられるのか等、様々な疑問に関し
てやさしく解説します。
 
○日時:11月10日(月)13:00~17:00
○内容:ストレスチェックを実施するリスク、しないリスク
    ストレスチェックに係るスタッフの資質の問題、等
○講師:岡田邦夫先生
        (プール学院大学教育学部教育学科 健康・スポーツ科学センター教授
      大阪ガス(株)人事部健康開発センター統括産業医)
○場所:日本教育会館9階 第五会議室(千代田区一ツ橋)
     http://www.jec.or.jp/koutuu/ 
○参加費:1名様 4,000円(税込)               
○申込み締切:11月5日(水)
 https://www.dsn.co.jp/seminar/details/20141110/
○主催・お問い合わせ:
        ダイヤル・サービス株式会社 EAPセミナー事務局
       (担当:金井・金原) Tel 03-6238-7101
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 ◇◆電話カウンセラーから◆◇
  <報告書というバトン>  
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ダイヤル・サービスのコンプライアンス通報窓口の相談員は、通報を受ける
とその内容を報告書にまとめます。報告書といっても、ビジネス文書のよう
に要点や事実だけを記載するのではありません。企業の担当者に、通報者の
「思い」もそのまま伝わるよう心がけて作成しています。

とはいえ企業にとっては、まずは「何が起きているのか」が、欲しい情報だ
と思います。「いつ」「どこで」「何が」、いわゆる「5W1H」です。そうし
た詳細情報を得たうえで、通報についての対応方法を検討したいとお考えで
しょう。詳細情報がなく、「思い」だけでは、実際に何が起こっているのか、
現状認識すら難しいからです。

ところが、通報の中で「5W1H」をきちんと話す方は少数です。起こったこと
を筋道立てて具体的に話すことができず、感情のままにエピソードを話す方、
持論をとうとうと述べるような方がほとんどです。
また、通報することへの大きな不安を抱えていたり、自分の正しさを少しで
も伝えたいと思うため、話が前後したり、複数のエピソードを並行して話し
たりなど、時系列で話せません。通報者自身にとって都合の悪いことは、あ
まり触れないように話すこともあります。
そんなとき、相談員はまず通報者の「思い」を受け止め、気持ちに寄り添い
ながら、じっくりと話を聴いていきます。通報を聴きながら、通報者は何を
「問題」だと感じ、何を訴えたいのか(主訴)を捉えていきます。そのうえ
で、「(通報者は)どうしたいのか?」「(会社に)どうしてほしいのか?」
を問い、「主訴」と「問題」そして「要望」を汲み取るようにします。

そこまでたどり着くと、当初は感情的になり話が前後していた方も落ち着い
てきて、通報内容というものがなんとなくまとまってきます。
そして通報の意思が固まれば、「5W1H」につながる具体的な内容を引き出し
ていきます。不足している情報の確認です。
とはいえ、単刀直入に「5W1H」を尋ねると、尋問のようになってしまい、通
報者の心は相談員から離れ、最悪の事態としては電話を切られかねません。
そのため、自然な流れで引き出す工夫が必要です。あくまでも、通報者の気
持ちに寄り添いながら、通報者の意に反するような報告にならないよう、会
社に報告する内容を確認します。

そのようにして通話から汲み取った「主訴」「問題」「要望」を報告書にま
とめます。「会話だから成り立つ非言語部分のニュアンスを、文章からも汲
み取れるように…。意味が通じるようにある程度の整理も必要。でも、整理
しすぎると、通報者が最も言いたいこと(=主訴)が伝わらなくなってしま
うのではないか…」そんなことを頭の片隅に置きながら、通報者が了承した
範囲内で、問題についての具体的内容と要望をまとめます。

相談員は、通報内容を聴くことで通報者から「思い」を受け取り、報告書を
作成することで通報者の「思い」を会社に届けているのです。報告書は、通
報内容にかかる事実はもちろんのこと、通報者の「思い」も込めたバトンの
ようなものだと感じています。
通報者が胸にたまった思いを話し、それが通報内容としてまとまった時、通
報者はやっと自分の思いが会社に伝わると感じて、秋晴れのような爽やかな
声になって「よろしくお願いします」と、私たちにバトンを渡してください
ます。願わくは、そのバトンが通報者にとっても会社にとっても最良なゴー
ルに向かいますように。相談員一同、そう願っています。


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  外部相談窓口についてのお問い合わせは、
  ダイヤル・サービス(株)営業部(担当:軍司)までご連絡ください。

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  ホットライン通信編集部

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