第45号:「うつ」の人に、話しかける? そっとしておく?

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 ◆ホットライン通信第45号◆
 「うつ」の人に、話しかける? そっとしておく?          
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                                                     2012年6月25日
 メールをご覧いただいている皆さまへ

庭のあじさいが、雨に美しく濡れています。皆様はいかがお過ごしですか。
このメールは、主としてダイヤル・サービス株式会社の通報・相談窓口を
ご契約いただいている企業のご担当者様、お名刺交換させていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方にお送りしております。

企業の持続的な発展や価値を高めるCSR活動にお役立て頂けるよう、
弊社ならではのトピックス情報や、通報・相談窓口からのホットな情報を
お知らせいたします。

(ホットライン通信のバックナンバーは以下よりご覧ください)
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 ◇◆電話カウンセラーから◆◇
 「うつ」の人に、話しかける? そっとしておく?    
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ダイヤル・サービスのメンタル相談窓口には、「部下(あるいは上司、同僚)
がうつ病かもしれない。心配なのだが、どのような対応をすればいいのだろ
うか」、あるいは「うつ病で休んでいた人が復職する。どう接していけばい
いのだろうか」という電話相談が入ることがあります。
詳しくお話を伺うと、シチュエーションに多少の違いはあれ、共通している
のは“うつの人にどう話しかけていいかわからない”という悩みととらえら
れます。

近頃はマスメディアの影響などから「うつの人は励ましてはいけない」、
「“頑張れ”は禁句」などの一般知識が浸透しているようです。それに伴い
「下手に関わるとうつを悪化させてしまうのでは」と、腫物にさわるような
気持ちになってしまう周囲の人も多くなっているのかもしれません。
「そっとしておいたほうがいいのでしょうか」とおっしゃる相談者も少なく
ありません。しかし、私たちカウンセラーにとって「うつの人はそっとして
おく」という結論は、少し残念に感じられてしまうのです。

<そっとしておくと、孤立感を深めることがある>

“自分から人に話しかける”という行為には、多くの心理的エネルギーが必
要とされます。元気なときには何でもなくても、気分が沈んでいるときは余
裕がなくなり、人に働きかけていくのが難しくなることがあるのです。
うつ状態の特徴として挙げられるのが、“物事を悲観的・否定的にとらえて
しまう”という傾向。だから、周囲がよかれと思って「そっと見守っていよ
う」としても、うつっぽくなっている人自身は「誰も自分を気にしてくれな
い」「見放されてしまったのかも」ととらえてしまうかもしれません。業務
上でうまくいかないことがあり、周囲は負担にならないよう気を遣って「気
にしなくていい」と対応したとしても、本人は「ダメな奴と思われているか
らだ」「もう必要とされていない」などと感じてしまうこともあるでしょう。
それでまた自分を責めて気分が落ち込み、ますます人に話しかけられないと
いう“負のスパイラル”に陥るメカニズムが生じます。

一般的にうつになりやすいタイプの人は、対人関係があまり得意ではないこ
とが多いのですが、心の奥底では「本当はもっと人と理解しあいたい。コミ
ュニケーションをとりたい」という気持ちがあるものです。

<言葉そのものよりも「受け入れられている感」を>

“うつの人にどう話しかけていいかわからない”という相談を寄せてくれる
方こそ、カウンセリングマインド(相手の立場になって話を聞く心構え)を
もっていらっしゃることが多いように思われます。だからこそ、相手の気持
ちをいろいろ想像しすぎてわからなくなってしまい、私たちカウンセラーに
助言を求めてくださるのでしょう。

うつの人には、カウンセリングマインドで話しかけてほしいと思います。
基本的な姿勢としては、「叱咤激励はしないが、希望を増やし不安を減らす
ような関わり」。そして「言っていい言葉、ダメな言葉」にこだわるよりは、
声のトーンや醸し出す雰囲気などを重視してみてはどうかと思います。
「受け入れられているんだ」「自分はここにいてもいいんだ」と、うつの人
に感じてもらえるようなコミュニケーションをとれるのが、理想かもしれま
せんね。

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