第146号:通報その後…、通報者は何を不利益と考えるか

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◆ホットライン通信第146号◆
<通報その後…、通報者は何を不利益と考えるか>
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2020年11月25日
メールをご覧いただいている皆様へ

 

落ち葉が風に舞う頃となりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
このメールは、主としてダイヤル・サービス株式会社の通報・相談窓口を
ご契約いただいている企業のご担当者様、お名刺交換させていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方にお送りしております。

 

企業の持続的な発展や価値を高めるCSR活動に役立つ弊社ならではの
トピックス情報や、通報・相談窓口からのホットな情報をお知らせいたします。

ホットライン通信のバックナンバーは以下よりご覧ください。

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◇◆ホットライン通信からのお知らせ◆◇
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◆NIKKEI電子版に弊社カウンセラーの取材記事が掲載されました

2020年11月21日(土)NIKKEI電子版 出世ナビ キャリアコラムに
当社のカウンセラー 玉置 和彦 さんの取材記事が掲載されました。
「コロナ禍で罵り受ける電話相談員 努めて保つ心の平衡」
コロナ禍で様々な相談を受けている現状と、相談を受ける側の心構えや覚悟を取材していただきました。
当社のサービス内容の紹介とそこで働くカウンセラーの人間性に焦点をあてていただいた記事になっておりますので、是非ともご覧ください。

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◆「ハラスメント担当者養成講座」のご案内

 

内部通報の外部受付窓口、ハラスメント相談のパイオニアであるダイヤル・サービスが、
20年以上相談や通報を受け付けているノウハウを活かし、これから
ハラスメント対策に携わる担当者の皆様に、相談からの一連の流れを
習得いただく講座を提供いたします。

 

〇日時:2021年1月21日(木)9:30~17:00 ※適宜昼休み・休憩を挟む
〇研修方法:Web講座 (Zoomにて開催)
〇内容:ハラスメント相談対応の心構えと基礎知識/
    事実確認が必要な場合の調査手順、留意ポイント、など
〇対象:ハラスメント対策担当者(実務経験3年以内の方※専門職を除く)
〇講師:弊社「ハラスメント・人間関係ホットライン」「企業倫理ホットライン」相談員
〇参加費:1名様28,000円(税別)
〇定員:16名
〇申込み締切:2021年1月8日(金) お申込み・詳細はこちらから
〇主催・お問い合わせ:ダイヤル・サービス株式会社 セミナー事務局
(担当:樋口)TEL / 03-6238-7101

 

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◇◆電話カウンセラーから◆◇
<通報その後…、通報者は何を不利益と考えるか>
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「2年前に企業倫理ホットラインに通報しましたが、あの時、通報しなければ
よかったと後悔しています」という電話をいただきました。
電話をしてきたのは、ある製造業の社員です。一体何があったのでしょうか。

 

彼は、ある工場の製造工程に、定められた手順を省いた作業を行っている部署
があることに気づき、通報しました。
そのおかげで工場は不良品を出さずにすみ、コンプライアンスの担当者には、
「よく通報してくれましたね。また何か気づいたことがあれば言ってください」
と感謝を伝えられました。
その後も改善のために、気づいたことを上司に提案しました。しかし、ある日
上司2人が「通報されると仕事が増えて困るよな」と話しているのを聞いてしまいました。
そのようなことがあった1年後、彼は今までよりも通勤に2倍の時間がかかる
子会社に出向させられてしまったそうです。やりがいを感じていた仕事から外され、
一人で仕事をすることになりました。「これでは、まるで降格ですよね。同僚からは
『何かしたのか』と聞かれました。私が通報したからですか」と上司に訴えると、
「まさか。あなたの能力を生かせる仕事ですよ。ぜひ頑張ってください」
と言われました。でも彼には「通報したことで不利益を被った」としか思えませんでした。

 

出向が通報直後に行われたものであれば、不利益な取り扱いであると結びつける
ことはできそうです。ですが、1年以上経ってからの出向は上司が言うとおり、
通報とは関係のない人事異動だったのかもしれません。
彼が通報したことは、職場にどのような影響を及ぼしたのでしょうか。
通報しないほうがよかったのでしょうか。

 

私たち相談員は、「報復が怖い」と会社への報告をためらう通報者に
「通報したことによる不利益を被らないように対応すると、御社からもうかがっていますよ」
と伝えています。公益通報者保護法にも、通報者の解雇その他の不利益取り扱いの禁止について、
明確に定められています。
消費者庁は具体例として、降格、不利益な配転、出向、転籍、長期出張等の命令、
昇進・昇格における不利益な取り扱い、懲戒処分、減給その他給与・一時金・退職金等
における不利益な取り扱い、精神上生活上の不利益(事実上の嫌がらせ)
などを挙げています。さらに考えれば、通報者が何を不利益と感じるかは、
一人ひとり違うのかもしれませんね。

 

勇気を出して通報した通報者の気持ちを考えれば、対応直後だけではなく、
問題が起きた職場と通報者のその後についても、注意深く経過を観察する仕組み
が必要なのかもしれません。
私たちは、通報者の勇気が活かされることを信じて、今日も大切なバトンを会社に渡します。

 

※事例は、実際の例ではなく、いくつかの事例を組み合わせています。

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内部通報制度の外部窓口、職場のセクハラ・パワハラ・人間関係などの
外部相談窓口についてのお問い合わせは、
ダイヤル・サービス株式会社営業部までご連絡ください。

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