第134号:コミュニケーションの希薄さとハラスメント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ホットライン通信第134号◆
<コミュニケーションの希薄さとハラスメント>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2019年11月25日
メールをご覧いただいている皆様へ

落ち葉が風に舞う頃となりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

このメールは、主としてダイヤル・サービス株式会社の通報・相談窓口を
ご契約いただいている企業のご担当者様、お名刺交換させていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方にお送りしております。

企業の持続的な発展や価値を高めるCSR活動に役立つ弊社ならではの
トピックス情報や、通報・相談窓口からのホットな情報をお知らせいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆電話カウンセラーから◆◇
<コミュニケーションの希薄さとハラスメント>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ダイヤルサービスのコンプライアンス通報窓口には、日々、社内の人間関係
における問題の通報が多く入ります。
「上司からパワハラを受けたので通報したい」と強い怒りをもって電話をして
くる方もいます。しかし、訴えたいハラスメントの内容が明確ではなく、
この内容でハラスメント問題として会社は対応できるだろうか、と相談員が
疑問に思うことがあります。

ハラスメントに関するとらえ方に違いがでる要因は、その人の性格や考え方、
業務状況、日頃の関係性等、複合的です。中でも、関係性の問題は大きいようです。
毎日同じ職場で働いていても、互いのコミュニケーションがとれていなければ、
人を理解することは難しいでしょう。

人は他者に対して、状況の影響を過小評価し、その人の個人的特性
(性格や行動傾向)を過大評価するという「認知バイアス」があると言われて
います。例えば、納期を守れなかった部下に対して、その原因を業務過多
だとは思わず、部下の要領の悪さだと思う、といったようなことがあげられます。
こうした「認知バイアス」に陥りやすい要因には、上司が部下の状態を知らない、
部下が上司に状況を伝えてないという背景があると思われます。

多くの会社で、日々の業務の情報共有は、インターネットによる情報共有
システム等を利用することで一言も言葉を交わさずに行うことができ、
効率的になっています。現在、このような情報共有のシステム化は避けられません。
しかし、そのために、組織内の関係性の希薄さが生じている可能性があります。
人としての信頼関係を築けていない中で、上司が部下にやや強めの注意をすれば、
部下はパワハラを受けたと受け止めることもあるでしょう。

では、信頼関係のあるコミュニケーションのとれた職場は、どうすれば築ける
のでしょうか。まずは、社員間の相互理解のために話し合いの場を持つ風土
作りをすることが必要なのではないでしょうか。
具体的には、パワハラについての基礎教育、傾聴やコミュニケーションスキル
の研修を地道に継続して、全社員の認識を高めることが有効です。
その上で、管理職は普段から意識的に部下とのコミュニケーションをとること、
面談やミーティング、ランチなど、対話する場を設けることが必要でしょう。
落ち着いて話ができる場を持つことによって、部下の人間性を知ることができ、
見方が変わるかもしれません。上司は部下に言いたいことを言うだけでなく、
部下の話を「聴く」場として活用することが大切です。

社員間の関係性を良くしていくためには、管理者が部下との対話の重要性に
気づくこと、そして管理職だけでなく、社員一人ひとりがコミュニケーション
を自らとろうとすることが、相互の信頼関係を築く上で必要なことではないで
しょうか。
お互いをよく理解している関係性があれば、多少の言葉の行き違いがあったとしても、
部下は「パワハラだ!」ととらえることなく、「あれは状況的に考えれば、
許容範囲内だな」として納めることもできるのかもしれません。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
内部通報制度の外部窓口、職場のセクハラ・パワハラ・人間関係などの
外部相談窓口についてのお問い合わせは、
ダイヤル・サービス株式会社営業部までご連絡ください。

□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ダイヤル・サービス株式会社
ホットライン通信編集部

〒102-8018
東京都千代田区三番町6-2 三番町弥生館4階
Tel 03-6238-7101  Fax 03-6238-7102

■法人向け通報・相談サービスの情報はこちら
■ダイヤル・サービスの情報はこちら
■メール配信先変更・停止はこちら

■本メールを転送することに制限はありません。
■本メールへの返信には対応いたしかねます。ご了承ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□