第120号:忖度する心理とコンプライアンス

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◆ホットライン通信第120号◆
<忖度する心理とコンプライアンス>
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2018年9月25日
メールをご覧いただいている皆様へ

秋風が心地よい時節となりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

このメールは、主としてダイヤル・サービス株式会社の通報・相談窓口を
ご契約いただいている企業のご担当者様、お名刺交換させていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方にお送りしております。

企業の持続的な発展や価値を高めるCSR活動に役立つ弊社ならではの
トピックス情報や、通報・相談窓口からのホットな情報をお知らせいたします。
ホットライン通信のバックナンバーはこちらよりご覧ください。

▼目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ホットライン通信からのお知らせ
1.通報・相談受付の新ツール「ダイレクトメッセンジャー」のご案内
2.トータルEAPセミナー“困っていませんか? 組織に馴染めないスタッフ
~発達障害を抱える従業員の支援~”のご案内
3.ハラスメント相談担当者研修“~相談から見える被害者・行為者の特徴~”
のご案内
◆電話カウンセラーから
<忖度する心理とコンプライアンス>

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◇◆ホットライン通信からのお知らせ◆◇
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1.通報・相談受付の新ツール「ダイレクトメッセンジャー」のご案内

「ダイレクトメッセンジャー」は、通報・相談者が匿名で担当者とメッセージ
交換ができるクラウド型WEBシステム。従来の電話やEメールによる受付方法に
代わり、スマートフォンからも簡単に操作ができる、通報・相談受付のための
新しいコミュニケーションツールです。
ダイヤル・サービス株式会社が開発し、販売を開始いたしました。
最長2ヶ月間、無料でトライアル利用ができます。

主な特徴
匿名性の確保と高いセキュリティ/SNSライクな見やすい画面
シンプル機能、簡単操作/通報・相談窓口として便利な管理者機能
リーズナブルな料金 月額15,000円(税別)

〇お問い合わせ・資料ご請求はこちら

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2.トータルEAPセミナー“困っていませんか? 組織に馴染めないスタッフ
~発達障害を抱える従業員の支援~”のご案内

「マルチタスクの遂行が思うようにできない」「上長や同僚との関係や場の
空気を読めずコミュニケーションが上手くとれない」といったことが原因で
メンタル不調やハラスメントに発展してしまったという声を耳にします。
職場で問題化している発達障害の傾向がある方との関わり方や対応について、
産業医・労働衛生コンサルタントの立場からポイントを解説いたします。

○日時:11月16日(金)13:30~16:00
○対象:人事・労務ご担当者、等
○講師:吉村 健佑氏(千葉大学医学部附属病院 特任講師兼産業医
精神科医/労働衛生コンサルタント)
○参加費:1名様 3,000円(税込)
○場所:アルカディア市ヶ谷(私学会館)3階富士(西)(千代田区九段北)
○申込み締切:11月9日(金) ⇒詳細はこちら
○主催・お問い合わせ:ダイヤル・サービス株式会社 EAPセミナー事務局
(担当:諸熊・金井・金原) Tel 03-6238-7101

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3.ハラスメント相談担当者研修“~相談から見える被害者・行為者の特徴~”
のご案内

窓口担当者として、ハラスメント発生の構造やグレーゾーンについての知識、
被害者・行為者の特徴を踏まえた聞き取りの注意点、困難事例への対応等、
実践的な研修で、ご担当者の不安を解消します。

○日時:11月21日(水)14:00~16:30
○内容:職場のハラスメントはなぜ起こる/行為者の特徴、被害者の特徴/
ハラスメントのグレーゾーン/ケーススタディ、等
○対象:ハラスメント相談、コンプライアンス通報窓口ご担当者、等
○講師:弊社ハラスメントホットライン相談員
○参加費:1名様 5,400円(税込)
○場所:ダイヤル・サービス株式会社 会議室(千代田区三番町)
○申込み締切:11月14日(水)
⇒詳細はこちら
○主催・お問い合わせ:ダイヤル・サービス株式会社 セミナー事務局
(担当:山戸・高田) Tel 03-6238-7101

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◇◆電話カウンセラーから◆◇
<忖度する心理とコンプライアンス>
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大企業の不正・違反が発覚するたびに、「またか」「どうして」という思いが
わいてきます。中には、組織内で長年繰り返されていたが表面化しなかった
問題もあり、中にいる人がなぜもっと早く声を上げなかったのかと、思われた
方もいるのではないでしょうか。組織内で問題が隠ぺいされる現象は、昨年
から流行語にもなっている「忖度」と関連が深そうです。
次のようなブラックジョークを思い出しました。

あなたは豪華客船の乗組員です。船が事故で沈みそうになりました。
子どもや高齢者を優先しボートに乗せたところ、ボートが足りそうにありません。
男性客には、救命具だけで冷たい海に飛び込んでもらわなければなりません。
どのように言えばよいでしょうか。
アメリカ人には、「さあ、これであなたはヒーローです」と言ってみましょう。
ドイツ人には、「これはルールです」と言えばよさそうです。
では、日本人には何というか…
「皆さんは、飛び込んでいますよ」

ここではジョークですが、日本人の場合、たとえ厳しい状況を選択する場面で
さえも、迷った時は皆と合わせると安心する人は多いようです。
ホットラインに電話をしてきた人が、
「ここに通報してもよいことなのかわかりませんが」と前置きしたり、
話した後に「こんなことで悩む私はおかしいですか」とか
「この程度の不正はよくあることなら、会社には伝えなくてもいいです」
と言ったりするなど、ご自身の気持ちや倫理よりも、属する集団の常識を
探ろうとする気持ちが働くようです。
不正・違反を目撃すれば上司に報告するか、ホットラインに通報することは、
健全な組織であれば適切な行為です。しかし、出る杭は打たれるといったこと
を気にする風土が社内にあると、下にいる人は通報などせず、黙っておこうと
思うでしょう。
こうして、長く忖度文化の中にいた人達は、問題に気付いても上位の人の判断
の傾向を先読みし間違ったやり方で手を打つなどをして、いつの間にか組織を
誤った方向へと導いてしまうことがあります。

各企業では現在、消費者庁の改正ガイドライン(公益通報者保護法を踏まえた
内部通報制度の整備・運用に関する民間事業者向けガイドライン)に沿って、
「安心して通報ができる環境の整備」を、「トップの責務」として進めている
ところでしょう。
今後は、「問題を見つけて通報したら改善につながり評価された」
「通報して感謝された」と、通報にまつわるよい評判が組織内で広がるとよい
と思います。
そうすれば「そんなに通報している人がいるのか」
「皆が通報しているのなら安心だ。私もしてみよう」という人が多数派となり、
忖度する心理も、健全なコンプライアンス経営へとつながっていくのではない
でしょうか。

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内部通報制度の外部窓口、職場のセクハラ・パワハラ・人間関係などの
外部相談窓口についてのお問い合わせは、
ダイヤル・サービス株式会社営業部までご連絡ください。

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ダイヤル・サービス株式会社
ホットライン通信編集部

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