うなぎだけじゃない!夏バテ予防に卵

 

土用の丑の日にうなぎが店頭に並びますが、どうも苦手で食べられません。ところが「土用の食い養生」といって、夏バテ予防にうなぎ以外のものを食べる風習があると聞きました。どのような食べ物か教えてください。

 


 

 

 

夏の土用のころは梅雨明けから大暑と重なり非常に暑くなってきます。昔から夏バテを予防するために栄養がある食材を食べる土用の食い養生という風習があります。土用のうなぎはよく知られていますが、ほかに土用しじみ、土用餅、土用卵という言葉もあります。それぞれの食材でいわれは違いますが、旬を迎える食材や厄払いなど縁起を担ぐ食材を食べて無病息災を願う行事食です。うなぎが苦手でしたら最も身近な卵をお勧めします。

 

暑さで淡白な食事になりやすい夏は、そうめんなどの冷たい麺類に食事が偏って栄養が不足しがちです。そこに、卵を加えると不足を補ってくれます。卵にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなど健康維持に必要な栄養が豊富に含まれており、とりわけたんぱく質は「質のよいたんぱく質」と呼ばれ、私たちの体に不可欠な「必須アミノ酸」をバランスよく含んでいます。いわば、健康に必要な栄養素が詰まっている理想的な食品といえます。

 

暑さで胃腸が弱っているこの時期は、消化のよい温泉卵がお勧めです。60℃~70℃の湯温で30分ほど加熱するだけで出来上がります。食欲が落ちたときに簡単に食べられて、栄養も摂れる夏バテ予防の一品です。また、卵にはビタミンCと食物繊維が含まれていないので、ゴーヤチャンプルーやスパニッシュオムレツなど野菜を使った料理にすると、足りない栄養素を補うことができます。

 

卵は安価で手軽に使えて、私たちの食生活には欠かせないものです。いろいろな卵料理で、暑い夏を乗り切りましょう。