「研修」どうしていますか?

 ダイヤル・サービスでは、「ハラスメント防止」や「職場のコミュニケーション活性化」というテーマで話をしてほしい、と要望され、企業に赴いて講座や研修をすることがあります。2019年までは直接クライアント企業の会議室に伺い、受講者を前にして話をしていましたが、2020年は新型コロナウイルスの影響により、計画を見直したり、中止したりする企業が後を絶ちませんでした。

 ところがここにきて、「計画していた研修をオンラインでやってもらえないか」と希望する企業が増えてきました。テレワークの普及が加速し、WEB会議の頻度も増え、オンライン研修にも手軽に参加できる環境が整いつつあるようです。

 

 従来の集合研修では、対面ならではの緊張感や一体感の共有、直接の交流による参加者同士の関係性の構築などのメリットがありました。一方で、会場への移動の労力や時間がかかる、などのデメリットもありました。当初はやむを得ない事情でオンライン研修に移行していましたが、こちらが思った以上に集合研修と変わらない効果を提供することができているようです。

 

 実は、私が担当したオンライン研修では、従来の集合研修よりも講師が話す時間を減らし、グループワークやディスカッションの時間を意識的に多めにとるようにしました。最初は遠慮がちだった参加者の方々が、研修が進むにつれて積極的に意見を出すようになり、画面から見える表情もとても生き生きとしていました。休憩時間には参加者同士で「やあ、久しぶり」「元気?」といったやり取りから近況報告が始まり、研修の最後では別れを惜しむやり取りが、あちらこちらで生まれました。きっと、皆さんも話がしたかったんだな、と感じる場面でした。

 

 受講後のアンケートにも、「オンライン研修は思っていたより違和感がなかった」「お互いの映像が見られるので、一緒に受講しているような感じがした」「会場まで移動する必要がなく参加しやすい」といった意見が寄せられ、概ね好印象でした。今後は、オンライン研修が主流になっていくかもしれません。

 

 オンラインでの研修には、まだ抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が収束する見通しが立たない今、新年度の研修計画に導入してみてはいかがでしょうか。きっと新たなコミュニケーションの可能性が見え、社内の活性化につながるのではないかと思います。