おせちの「煮しめ」、「煮物」「煮付け」「含め煮」とどう違う?

 

今年は市販のおせち料理を注文しましたが、煮しめは作ろうと思います。野菜などを煮た料理でも、「煮物」「煮しめ」「煮付け」「含め煮」などありますが、どういう違いがあるのですか。

 

 


 

 

 

日本料理では、加熱時間や仕上げ方など調理法のわずかな違いで名前が変わるものがいろいろあります。素材の持ち味をいかす工夫が大切にされ、用途に見合った仕上がりが求められてきたからでしょう。煮る調理法も、次のように少しずつ違いがあります。

 

 

煮物・・・

だし汁あるいは水で材料を煮て調味した料理の総称。
煮しめ・・・ 日持ちをよくするために、汁気がなくなるまでじっくり煮込んだもの。根菜類、こんにゃく、ちくわなど。
含め煮・・・ 含ませ煮、煮含めとも言います。煮汁の味やうま味をたっぷりと材料に含ませて、材料の持ち味や色を生かした調理法。高野豆腐、ゆり根、干ししいたけなど。

煮付け・・・

最初から煮汁が少なめで、煮ながら味をつける調理法。甘辛両味で、煮汁を少し残してこってり煮上げます。魚の煮物にも使う方法で、日常の惣菜向き。

 

おせち料理に入る「煮しめ」は、さまざまな食材を一緒に煮しめていくことから「家族が仲よく一緒に結ばれますように」という願いが込められています。地域や家庭でいろいろな味わいがあります。材料や調味料に決まりはありませんので、「家庭の味」をぜひ手作りしてみてください。