気になる塩分、食品表示の謎!?

 

健康診断の際、血圧が高めで塩分に気をつけるようにと言われ、心配になり食品の裏にある原材料や栄養成分の表示を見るようになりました。原材料に食塩が書いてないのに、食塩相当量に数字が入っているものがありました。なぜでしょうか。

 


 

 

 

 

この表示の謎に気が付いたのは、しっかりと見ているからですね。ご質問のとおり、原材料に食塩の記載はないのに食塩相当量に数値が入っていることがあります。ナトリウムは食塩だけではなく、いろいろな食品に含まれているためです。原材料に食塩は使っていなくても、材料由来のナトリウムがある場合や食品添加物でナトリウムを加えている場合などは、食塩に換算して表示する必要があります。商品名に「食塩無添加」と書いてあっても食塩相当量に数字が記載されているのは、清涼飲料水や干し芋など野菜や果物が原材料の加工食品に多く見られます。グルタミン酸ナトリウムが主成分のうま味調味料も食塩は使っていませんが、食塩相当量は表示されます。

 

2015年4月に新たな「食品表示法」が施行され、それまでは任意表示たった栄養成分表示が原則すべての加工食品に表示が必要になりました。旧基準では「ナトリウム」表示になっていた項目が「食塩相当量」に変更されました。血圧などに影響するのはナトリウムですが、一般的には食塩量に置き換えた方がわかりやすいためです。

 

施行から5年間は経過措置が取られたので、しばらくは2通りの表示が混在しましたが、その期間が2020年3月31日に終了し、現在は「食塩相当量」になっています。新基準による義務表示項目は「エネルギー(熱量)」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「食塩相当量」の5項目です。これらは生活習慣病予防や健康維持に役立つ情報源となります。原材料に食塩などが不使用で食塩相当量が表示されている加工食品の場合、食塩の含有量は比較的は少ないですが、ちょっとしたことにも気を付けて、健康的な生活を送りたいですね。