免疫力をアップして感染症予防

 

今年の冬は新型コロナウイルスや季節性インフルエンザウイルスの流行が予測されていると聞き、感染しないか心配です。病気になりにくい体づくりのために、食事で気を付けることがあれば教えてください。

 


 

 

 

 

新型コロナウイルス感染症の収束が見えないなか、季節性インフルエンザウイルスの流行時期と重なり、食習慣など自分にできることで感染を防げないかと誰しも願うところでしょう。

 

残念なことに、感染を防ぐ科学的根拠のある栄養素や食品などは現時点ではありません。しかし、栄養を十分にとり、体調を整えることで自分の持つ免疫機能を高め、感染症など病気にかかりにくくなります。ウイルスや細菌など、多くの異物は口から入り腸を通じて体内に侵入します。腸管バリア機能を低下させないためには食事を整え、腸内環境を良好に保つことが大切です。

 

世界保健機構(WHO)が新型コロナウイルス感染症に対する栄養面からの予防戦略を提言し、「バランスのとれた食事をしている人は、免疫力が強く、慢性疾患や感染症のリスクが低いため、健康になる傾向があります。したがって、体に必要なビタミン、ミネラル、食物繊維、たんぱく質、抗酸化物質を摂取するために、毎日さまざまな生鮮食品や未加工食品を食べる必要があります。」と解説しています。

 

バランスのとれた食事とは、次のような内容です。

 

1.いろいろな食材を食べるように心がける。

2.体力を保つために適正なエネルギーを摂取する。

3.過度なダイエットは避ける。

4.免疫系機能のためにたんぱく質をしっかりとる。

5.感染防御には多くのビタミンが必要。

 

質のよいたんぱく質が豊富な食品は、肉や魚、卵、大豆製品、乳製品です。これらが不足しないようにします。

ビタミンは特にビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンCの十分な摂取が勧められているため、緑黄色野菜やキノコ、果物を意識して食べるとよいでしょう。また、ビタミンDは紫外線に当たることで体内でも合成されますので、ウォーキングもおすすめです。

 

食事を整え、運動も加えながら少しでも感染のリスクを乗り越えていきたいですね。