疲れた時は何を食べたらよいの?

 

生活スタイルが変わりストレスが増えたせいか、なかなか疲れが取れません。栄養ドリンクやコーヒーを飲むことが増えました。食べ物に気を付けると回復が早いと聞きましたが、疲れた時どのようなものを食べたらよいですか。

 


 

 

 

確かに、疲労や倦怠感が続くと、栄養ドリンクやコーヒー、紅茶をつい飲みたくなりますね。しかし、疲れが取れたように感じるのはカフェインや微量なアルコールによる覚醒作用によるもので、効果が切れるとかえって疲労感が増すことがあります。カフェインにはビタミンやミネラルの排泄作用もあるので、とり過ぎには注意しましょう。

 

疲労は、3つに大別されます。まずは精神的な緊張やストレスなどによる心の疲れで、精神的疲労と呼ばれます。次にスポーツや体の酷使、睡眠不足、栄養不足による体の疲れで、肉体的疲労と呼ばれます。どちらも、だるさや脱力感など全身に疲れを感じる場合と、足腰や目の疲れ(眼精疲労)など体の一部分に疲れを生じる場合があります。最後に暑い季節に起こる体の疲れで夏バテです。

 

どの疲労のタイプでも食事内容を見直すことが大切です。普段から欠食や偏食などで食事をおろそかにせず、1日3食、さまざまな食材をとるようにします。食事のバランスを整えると疲労度をダウンできます。「これを食べれば即、疲れが取れる」といった万能な食品はありませんが、疲労のタイプによって回復に効果があるといわれている栄養素があります。普段の食事に上手に取り入れて、早めの回復に努めましょう。

 

【精神的疲労】

体内で活性酸素が増えると疲労が起こりやすいので、抗酸化作用があるβ-カロテンやビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどを多く含む野菜、果物、きのこをしっかり食べましょう。特にカボチャ、ホウレン草、ブロッコリー、トマト、ピーマンなどは積極的にとりたい野菜です。

 

【肉体的疲労】

疲労した筋肉を回復させるため炭水化物やたんぱく質をしっかり摂取しましょう。

ご飯、麺類、パンなどの炭水化物と一緒に、代謝に必要なビタミンB1を補います。豚肉や大豆製品、うなぎなどに含まれています。たんぱく質が豊富な魚や卵などの一品も忘れずに。

 

【夏バテ】

レモンや酢、香辛料などの刺激のある食材を利用して食欲を増進させましょう。オクラや長いも、モロヘイヤなどのネバネバ成分「ムチン」は、胃の粘膜を保護し、たんぱく質の消化、吸収を助けて体の回復力を高めてくれます。

 

 

なお、長期にわたり疲れが取れない場合は、慢性疲労症候群や隠れた病気の可能性もありますので、受診することをお勧めします。