「よく噛むこと」のメリットと調理の工夫

 

幼い頃から「よく噛んで食べなさい」と言われてきました。「よく噛む」と何かメリットがあるのでしょうか。また、よく噛めるようにする工夫も教えてください。

 


 

 

 

「よく噛む」という言葉は、誰もが使ったことがあると思いますが、なぜかと問われると答えにくいですね。食事を食べる際、食べ物が喉に詰まらないように、消化がよいようになどの配慮から使われることが多いと思います。これらも一理ありますが、よく噛むと食べ過ぎを予防できたり、口臭や虫歯を防げたりすることが調査でわかっています。

 

噛むことは満腹感と密接に関係しています。ゆっくりよく噛んで食べると、満腹のサインを脳に伝えやすくなります。すると、たくさん食べる前に満腹感を得られます。早食いがよくないと言われるのは、このメカニズムのためです。

 

また、よく噛むと口の中に唾液が出やすくなります。唾液は食べ物の消化を助けるだけではなく、口の中の細菌の増殖を防ぐ働きもあります。噛む回数が少ないと唾液の出る量が減り、口臭や虫歯の原因になる菌が口の中で増えてしまうのです。

 

わかっていても、よく噛まずに食べてしまうこともあります。そのような場合、調理を工夫し、噛みやすい食事にするのがおすすめです。「少し大きめ切る」「食物繊維が多い食材を選ぶ」「少し硬めの食材を混ぜる」などの工夫ができます。詳しくは表にまとめたものをご参照ください。