冬の食中毒、ノロウイルス

 

冬に多発する食中毒、ノロウイルスについて詳しく教えてください。

 


 

 

 

毎年11月頃から翌年の4月にかけて、ノロウイルスの感染を原因とするウイルス性の嘔吐下痢症が流行します。特に学校など子ども達が集団生活を送っている施設では、人から人にうつって爆発的に流行することがあります。

 

ノロウイルスによる年間の患者数は、集団発生を起こしやすいことから第1位という結果に。平成23~27年における食中毒の患者数では、年間平均で全体の58%を占めています。感染すると通常24~48時間前後で嘔吐や下痢などの症状が出ますが、ほとんどの場合は数日で回復するといわれています。

 

ノロウイルスは汚染された海域の二枚貝(カキ、アサリ、シジミなど)に潜んでいますが、食中毒の多くはカキによって起きています。主として加熱が不十分なことで感染することが多いようです。また、生で食べる場合、高齢者や子ども、体力のない人、あるいは健康な人でも疲れて体力が落ちているときは注意しましょう。

 

予防対策は、カキなどの貝はしっかりと85℃以上で1分以上、中心部まで加熱調理することです。ただし、実際にカキが原因と特定できない場合も多く、調理する人の手洗いが不十分なことが本当の原因ではないかともいわれています。