ブルーマンデー

平日は元気に働いているのに、日曜日の夜になると憂うつな気分になり、月曜日の朝、憂うつな気分のまま会社に向かうような経験はありませんか。このような精神状態は「ブルーマンデー」と呼ばれています。日曜日の夜テレビで放送されている国民的アニメのタイトルを取って「サザエさん症候群」とも呼ばれています。

ダイヤル・サービスのメンタル相談窓口にも、週末に「月曜日に会社へ行きたくない」という電話が入ります。職場の人間関係に悩んでいる、仕事がうまくいっていない、多くの業務に追われている、など、理由はさまざまです。この憂うつな気分は「うつ病」「うつ状態」とまでは言えないとしても、軽視してはいけないストレス状態です。

 

厚生労働省「令和元年版自殺対策白書」によると、平成30年の発見曜日別一日平均自殺者数は、男女ともに月曜日の自殺者が最も多く、祝日・年末年始が最も少なくなっています。特に、男性は女性よりも自殺のリスクが高い傾向があります。男性は「経済・生活問題」と「勤務問題」の理由で自殺する割合が高く、女性よりも仕事中心で経済的責任を強く感じているのではないかと考えられます。また、有職者男性は、精神的・身体的ストレスにより、月曜日に心筋梗塞を発症しやすいとの調査結果もあります(※1)。月曜日は病気や症状が起こりやすい曜日だとも言えます。

 

では、ブルーマンデーをどう乗り越えればいいでしょうか。

日曜日の夜は、多くの人にとって、翌日の仕事のことを考える時間帯です。まだこない明日を心配して頭を悩ませたりすることもあるかもしれません。そのような状態が続く場合、日曜日は予定を入れず、できるだけ仕事のことは考えないようにしながら、リラックスする工夫をしてみましょう。

 

「ブルーマンデー」の状態を経験したことがある方は少なくありません。「自分だけじゃない」、「日曜日の夜に憂うつになるのは当然」と思えば、気持ちが落ち着き、少し楽になるかもしれません。

憂うつな気分の中で、月曜日に大事な仕事や予定が入っていると、それが大きなストレスとなり、仕事の能率が下がることも考えられます。月曜日はなるべく予定を入れず、負担が軽い仕事から始め、少し慣れてきた週の半ばの水曜日か木曜日に、重要な商談や負担の大きい仕事を入れるとストレスを感じにくくなります(※2)。

ちょっとした工夫でブルーマンデーを軽減することができます。自分にあった方法を見つけ、憂うつな気分とうまく付き合ってください。

 

※1厚生労働省 e-ヘルスネット 心筋梗塞発症の危険因子:抑うつとストレス

※2「正しい時間の使い方」があなたの健康をすべて左右する(石黒源之著/東洋経済新報社)