高齢者も適量の肉料理を

 

 

働き盛りのころにメタボ予防教室で食生活改善の話を聞き、肉や脂っこいものをあまり食べなくなりました。特に持病もなく過ごしていますが、少しやせ気味です。最近、高齢者はむしろ肉を食べた方がよいと聞きましたが本当ですか。

 


 

 

 

 

肥満解消やメタボ予防のために食生活を改善し、その後ずっと肉を控えてしまうことがあります。また、加齢に伴い食事の量が少なくなり、あっさりしたものを好むようになる方も多いようです。そのため、魚や大豆製品はよく食べているのに、肉不足が原因でたんぱく質不足に陥ることがあります。高齢になったらメタボ予防から低栄養の予防に意識を変えることが必要です。

 

たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚、髪の毛、爪など体のいろいろな部分を作るのに欠かせない栄養素です。特に肉に含まれる動物性たんぱく質は、体のたんぱく質を効率よく合成することがわかっています。肉も適量をしっかりと食べましょう。1日約50~60g(薄切り肉2~3枚)がおおまかな目安になります。他に魚1切れ、卵1個、豆腐1/3丁か納豆1パックを1日3食の中でとるとよいです。また、手軽なたんぱく質源として牛乳も取り入れたいですね。

 

高齢者は低栄養やエネルギー過剰など、栄養量の個人差が大きくなる年代です。特にたんぱく質とエネルギーが十分にとれていない低栄養な状態が続くとフレイル(虚弱状態)になり、筋肉量や筋力の低下、抵抗力が衰えるなど体力の低下に至り、日常生活に大きな影響を及ぼします。そのため高齢者は、さまざまな食品をまんべんなく食べることが大事なのです。

 

 

たんぱく質は英語でプロテインと言いますが、ギリシャ語のプロテオス「第一のもの・チャンピオン」を語源とするほど重要な栄養素です。たんぱく質を上手にとって健康長寿を目指しましょう。