職場の困った部下への対処法

職場には、当然ですがいろいろなタイプの従業員がいます。上司の期待どおりに仕事をする部下もいれば、どのようにかかわったらよいか分からない部下もいます。今月は、ダイヤル・サービスの相談窓口に入ってきた「職場の困った部下」のタイプとその対処法を簡単にご紹介します。

 

<プライドが高いタイプ>

「誰でもできるような仕事をお願いすると、進んでやろうとしない部下がいて困る」という相談が上司から入ります。自分は誰よりも仕事ができるという自信があり、周囲から特別扱いされるのが当たり前だと思っている部下です。このタイプは、その態度を否定すると、かえって反発を招くことも。そのかわり、ほめることで上司の期待に応えようとするタイプでもあります。誰でも出来るような仕事が、将来の大きな仕事につながっていることを伝え、仕事の基本を習得してもらいましょう。

 

 

<愚痴ばかり言うタイプ>

「愚痴を聞いてほしい」という相談が増えています。職場の愚痴を止めどなく吐き出し、「誰も聞いてくれない、職場の上司すら聞いてくれない」と訴えます。彼らは自己評価が低く、積極性はありませんが、周囲に尽くすタイプです。仕事には真面目に取り組みますが、物事をネガティブにとらえ、将来を予想するときに最悪の事態を考えてしまうのです。このタイプには、仕事が達成できる可能性をパーセンテージ等の数値で表してもらいます。低い数値であれば、その根拠を考えてもらうことにより、ネガティブな思考を少しずつ修正することができるでしょう。

 

<融通がきかないタイプ>

「仕事でイレギュラーな業務が発生すると焦ってしまい、どう対応していいか戸惑う」という相談が入ります。完璧主義で、ルールに厳格なタイプです。仕事熱心で、指示されたことは手抜きをしませんが、融通がきかないのが欠点です。このようなタイプには、柔軟性の大切さを伝えつつ、イレギュラーな仕事にはそのつど指示を出すことが大切です。完璧でなくてもいいんだよ、と勇気づけてあげましょう。

 

<依存的なタイプ>

「仕事を頼んでも、自分で考えたり、調べたりせず、何でもかんでも聞いてくる部下がいて困っている」という上司からの相談があります。彼らは素直で優しい性格ですが、職場の中では存在感が薄く、誰かが何とかしてくれるだろうと周囲に依存するタイプです。周囲からの期待も、責任ある仕事も望んでいません。誰もができる基本的な仕事を割り当てると安心するようです。評価されることにプレッシャーを感じるので、直接的にではなく、間接的にほめると、自分の中にも何か可能性があるかも、と感じてもらえるでしょう。

 

※参考書籍:「困った上司、はた迷惑な部下 組織にはびこるパーソナリティー障害」

(矢幡洋著 PHP新書)