利久煮の利久って?

 

 

利久煮、利久揚げ、利久蒸しなど「利久」がつく料理名がいくつかありますが、この「利久」には何か意味があるのですか?

 


 

 

 

利久煮、利久揚げ、利久蒸し、利久焼き、利久和えなど「利久」という名前がつく料理がいくつかあります。これらの料理は、ごまを用いるものが多いです。安土桃山時代の茶人、千利休が料理にごまをよく使ったこと、利休がごまを使った料理を好んだことから、ごまを用いた料理に「利久」という名がついたと言われています。

 

このほかに利休の死後、利休が好みそうだということで人々がつけたとも、秀吉が生きている間は遠慮していたが、秀吉の死後に使われるようになったともいわれています。しかし、はっきりとした由来はわかっていません。

 

いずれにせよ、利休の創意を尊重した生き方に、後の人々が思いをはせて料理名に利休の名をつけたのではないのでしょうか。ちなみに、由来の「利休」ではなく「利久」の字を使っているのは、「休」という字を忌み言葉として嫌い「久」を用いることになったからだといわれています。