ほうれん草の白い粒は?

 

 

スーパーで買ってきたほうれん草の葉や茎に、小さな白い粒々がたくさん付いていました。これは残留農薬でしょうか。よく食べる野菜なので心配です。

 


 

 

 

 

ほうれん草が粉を吹いたように白くなっていると、確かに心配になりますね。しかし、この白い粒は残留農薬ではなく、ほうれん草由来の自然なものです。

 

ほうれん草の白い粉は葉の表裏両面に存在し、品種や病害虫に関係なく発生します。特に若い葉に付いていることが多いようです。白い粉の成分には、糖やアミノ酸はほとんど含まれず、シュウ酸などの有機酸を含みます。シュウ酸はえぐ味のもとになるものです。ほうれん草をはじめとする野菜は成長に必要な窒素の大部分を土壌から硝酸の形で吸収、蓄積しています。硝酸が増加すると、シュウ酸の含量も増えることが確認されています。しかし、冬の寒さにより硝酸の吸収が抑えられると、シュウ酸含量が低下することがわかってきました。この性質を利用してえぐ味を減らし、甘みを増したのが、寒締めほうれん草です。

 

白い粉は指などで触れれば簡単に落ちます。白い粉が付着したほうれん葉をそのまま食べたとしても、摂取するシュウ酸の量は、特に問題のない量だといわれていますのでご安心ください。