母乳と離乳食

 

 

母乳ばかり欲しがり、離乳食をあまり食べてくれず、まだ3回食にもなっていません。来月1歳になりますが、母乳をやめてでも離乳食を進めるべきでしょうか。

 

 


 

 

 

 

1歳前後になると3回の食事をしっかり食べられる子どもも多くなり、卒乳できたという声も聞かれるようになります。食べない子を持つ母親にとって悩みが深くなりますね。

 

しかし、離乳食の進み方には個人差があるものです。食べ物を舌でまとめて歯ぐきに持っていくコツやつぶす力、あごの筋肉の発達、歯の状態などその子なりの準備ができてからステップアップしていきます。母乳も主な栄養源から母子のスキンシップなど情緒的な相互作用に役割が移ります。ですから1歳を過ぎたら必ずやめないといけないものでもありません。

 

確かに母乳をやめると食べるようになる可能性はありますが、急にやめるのは子どもにも母親にもつらいかもしれません。焦らず、子どものペースに合わせて、少しずつ授乳の回数を減らしていくとよいです。

 

例えば、お散歩や外遊びをして授乳の間隔を空けたり、食事の前は母乳を欲しがってもお茶で気を紛らわすなどの工夫をすると、お腹が空いて食事に気持ちが向くことがよくあります。また、子どもと一緒に買い物に出かけて、野菜や果物、魚などを見せたり、手づかみでよいので自分で食べさせたりしてみましょう。食べ物を自分の目で見て、手で触ることによって食べ物への興味が深まります。何より、食事の時間に家族と一緒にテーブルに座り、楽しむことで自然に毎日3回食べることが習慣になっていくと思います。

 

ただし、授乳の量や回数が減って3回食になっても、食べ物を咀しゃくする力や消化、吸収する力は十分ではありませんので、食べやすい大きさや硬さ、味付けなどの気配りも大切です。 軟らかすぎたり、ベタベタしていたりするものを嫌うこともあります。また、おやつも食事を補う機会と考えて与えていきましょう。