まな板にピンク色の斑点が・・・台所用品の洗浄と除菌

夏になると、まな板にピンク色の斑点が現れます。夜、漂白剤をかけておくのですが、消えません。これは何ですか?

 


 

 

暑くなり、台所の衛生も気になる季節ですね。菌はあちらこちらにいますが、一般的には見えません。ただ、増殖のときに色素を作り出す菌があります。それが今回のピンク色の正体、セラチア菌と思われます。自然界、動物や人の腸の中など、いろいろな場所にいます。まな板にピンク色の斑点が現れ、漂白剤をかけても消えなかったのは、まな板のキズの中に残っていた菌が、夜のうちに増殖したためと考えられます。台所用品のお手入れは、ていねいな洗浄と除菌が大切です。そこで、まな板の洗い方を紹介します。

 

まず、洗浄です。洗浄の目的は、汚れを落とすことです。菌は、たんぱく質や脂肪の衣(汚れ)に包まれているからです。大切なのは、ぬるま湯で、洗剤やスポンジなどを使い、まな板のキズと同じ方向にこすること。ぬるま湯の温度はお風呂と同じくらいの約40℃。温度が高いとたんぱく質が固まり、その中に菌が包まれて残ってしまいます。スポンジなどでこするのは、歯磨きで歯ブラシを使うのと同じで、汚れを掻き出すためです。キズの方向に沿って洗うのは、キズの中に汚れを押し込まないためです。

 

次に、すすぎます。洗浄と同じく、ぬるま湯ですすいでください。洗剤や汚れが残らないように、流水で十分にすすぎましょう。

 

最後は、除菌です。漂白剤などを使います。漂白剤をかけただけでは、まな板のキズの中まで漂白剤がなかなか届きません。スポンジなどで、まな板のキズと同じ方向にこすりつけます。また、効果を期待して濃い濃度で使用すると、まな板がざらつくなどの劣化を招きます。漂白剤を使うときには、決められた濃度に希釈して使ってください。

 

台所は、清潔が一番。ぴかぴかの台所用品でこそ、おいしさもピカイチです。こまめに手入れをしましょう。