6月の不調を防ぐために

4月に新年度を迎え、新社会人となったり転職したり、人事異動などで環境が変わった方もいらっしゃるかと思います。 やる気に満ちあふれ、目標に向かって頑張ろうと思っていても、自分の思い描いていた仕事とは異なっていたり、慣れない環境でストレスが溜まったりすることがあるでしょう。理想と現実のギャップに戸惑い、ゴールデンウィークが明けるころに無気力になってしまう「5月病」はよく知られています。 ダイヤル・サービスの相談窓口では、5月に限らず、新年度が始まって2週目頃から、「新しい環境に馴染めない」という内容のご相談を受けるようになります。そして、このような相談は、5月を過ぎても続き、6月になっても減ることがないように感じられます。 6月は梅雨に入り、天候が不安定になるため、自律神経が乱れやすく、心身の不調が起きやすいことも影響しているのかもしれません。

 

自律神経を整える方法として、今注目されているのが「マインドフルネス」です。 マインドフルネスとは、今ここで起きていることに集中し、現実をあるがままに受け入れることです。医療や心理学の分野では、第三世代の認知行動療法の一つとされ、うつ病や不安障害、パニック障害等の治療に有効といわれています。 米国の有名企業が組織的にマインドフルネスを導入したことがきっかけで、最近では日本国内でも研修を導入する企業が増えてきました。 その代表的な技法はマインドフルネス瞑想です。基本的なマインドフルネス瞑想の方法をご紹介しましょう。

 

できるだけ静かな場所を選び、楽な姿勢になります。座っていても立っていてもかまいません。骨盤を安定させ、背筋を伸ばした後、体の余分な力を抜いていきます。 目は軽く閉じるか、半眼でどこか一点を見つめるようにします。 鼻から大きく息を吸って、吸ったときの倍ぐらいの時間をかけて、鼻からゆっくり吐き出します。腹式呼吸を行なうため、息を吸うときはお腹がふくらみ、吐くときはお腹がへこみます。 呼吸に意識を向け、心や体を観察していくと、「今」に集中できるようになります。雑念が出てきても、それを否定せずに受け止めていきます。そして、再度呼吸に意識を戻していきます。 この作業を繰り返します。

 

最初は毎日数分程度から始め、慣れてきたら数十分行なうと自律神経が整い精神的に安定するでしょう。

 

6月の不調を回避するためにも、マインドフルネス瞑想を試してみてはいかがでしょうか。