家に帰るまでに、今日のストレスを解消したい!

ダイヤル・サービスのメンタル相談窓口には、 「最近気分が落ち込みやすいんですが、どうにかなりませんか」「今日会社で嫌なことがあって、家に帰るまでにどうにかしたいんです」などの相談が多く入ります。「この一言で誰でもすぐ元気になれる」そんな言葉があれば良いとは思いますが、残念なことにそのようなものは存在しません。ですが、誰にでもすぐに、簡単に始められる行動があります。「運動」することです。

 

運動にうつ病イラストや不安症に対して直接の治療効果があるかどうかについては、研究者の間でも賛否両論があり結論は出ていません。ですが、運動がうつ病の治療を助ける補助的な役割を果たすことは広く知られています。運動をすることでセロトニンが増え、ストレス解消に効果的だからです。

 

セロトニンは精神的な安定を図るためのホルモンで、ストレスを受けると分泌されるノルアドレナリンや、感情を大きく揺さぶるドーパミンなどの分泌量をコントロールしてくれます。セロトニンは気分転換やリフレッシュに効果的ですし、適度に分泌されるドーパミンやノルアドレナリンは意欲や集中力を高めます。運動することで、このセロトニン分泌を促進させることができるのです。

 

働き盛りのビジネスパーソンにとっては、運動をする時間などとれないとお思いの方も多いでしょう。有酸素運動というと、1回20分以上、週に3回は続けなければならないと言われたりします。もちろん効果を期待するためには、それが理想的でしょうが、難しいのであれば1日5分や10分でも構いません。 例えば、朝起きて5分間、お布団の上でストレッチ運動をするのはとても気持ちが良いですよ。会社帰りに一駅分多く歩くのは適度なウォーキングとなり、気分転換にもなります。駅や会社のエレベーター等を利用せず階段で上り下りすることも、リズミカルな運動となり、気軽に始められて効果的だと思います。 運動している間は自分と向き合い、自己と対話するための時間にもなりますので、考える力を身につけることにもつながりそうです。 今日のストレスを解消するために、生活習慣の一部として、ちょっとした運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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