ラインケアについて

 今回は、職場におけるメンタルヘルス対策の「4つのケア」の中から「ラインによるケア」についてお伝えいたします。
 「ラインによるケア」における管理監督者の役割は特に重要です。以下に3つの主な役割を挙げてみます。

 

 <部下からの相談対応>
 ・「いつもと違う」部下の様子にいち早く気づく。
 ・部下から自発的に相談しやすいように普段から環境や雰囲気を整える。
 ・部下の話を積極的に聴き、適切な情報を提供し、
  必要に応じて人事担当者や保健スタッフなどの専門部門や事業場外資源への相談や受診を促す。

 

 <職場環境等の把握と改善>
 ・職場環境等の改善を通じて、部下のストレスを軽減する。
 ・仕事の量や質のバランスをコントロールする。

 

 <メンタルヘルス不調の部下の職場復帰への支援>

 

 これらは「安全配慮義務」と呼ばれ、労働契約法の第5条※に規定されています。 部下のメンタルヘルス不調や精神疾患が訴訟において使用者の「安全配慮義務違反」が原因と判断された場合には、損害賠償の対象となることもあります。 それほど管理監督者の責任は大きいということです。

 

 そのため管理監督者は、休職規定を含めた就業規則や社内外の体制などメンタルヘルスに関する知識を蓄えておく必要があります。 今年の6月には「労働安全衛生法の一部を改正する法律」が公布されました。職場のメンタルヘルス対策に関して、新たにストレスチェック制度の創設があります。 このニュースを含めて、働く人のメンタルヘルスに関する情報は、厚生労働省のポータルサイト「こころの耳」や関連リンク「みんなのメンタルヘルス」に詳しく掲載されています。 もし、部下や同僚、そしてご自身のメンタルヘルスについてお知りになりたいことがありましたら、一度閲覧してみてください。

 

【リンク先】
  働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」http://kokoro.mhlw.go.jp/
  知ることからはじめよう「みんなのメンタルヘルス」http://www.mhlw.go.jp/kokoro/

 

※労働契約法 第5条
 「使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ
  労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」

 

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