ストレスを受けやすい生き方とは

 同じ状況や同じ環境にいるにもかかわらず、ストレスに感じる人と感じない人がいます。一体この差は、どこから来るのでしょうか。会社員1 その鍵を解くキーワードは「主体性」です。

 

 人は本来、環境に対して自分の活動の影響を及ぼしたい、環境を理解してコントロールしたいという欲求を持っています。その過程の中でそうした欲求が充足されることが、人にとって非常に快適な経験となります。主体性を発揮できる人は、どんな環境や状況におかれても、自分のコントロールできる課題や問題に、時間と資源そして自分の能力を向けることができます。そして、自分の選択した言動、人生に対しての責任を取ることができます。
 さらに主体性のある人は、たとえうまくいかないことがあったり、失敗してしまったときでも、「なぜ?」という問いを自らに発して、物事の原因をはっきりとさせます。そしてそれを次の行動に役立てようとします。

 

一方、主体性のない人は、自分でコントロールできない問題にとらわれてしまい、情緒的に混乱し、エネルギーを失っていきます。
 さらに、自分の願望がうまくいかなかったり、予想もしなかった出来事が起こった時には、「どうしたらいいかわからない」と言って、自分の行動を選択することを放棄しています。自らの行動をまわりに委ねて、引き受けるべき責任を回避するのです。
 このような生き方をしていると、とてもストレスがたまります。常に周りの環境から影響を受けて、それに振り回されてしまうからです。同時に周りに対して影響を及ぼしたいという欲求が満たされず、それを発散するために、自分ではどうすることも出来ないことに対して、愚痴や言い訳ばかりします。その結果、自分のコントロールできる範囲をさらに狭くするという悪循環に陥ってしまいます。
 では主体性を持つためにはどのようにしたらよいのでしょうか。
 それは「自分は環境に影響をもたらすことができる」という経験を積み上げることです。いわゆる「自信を持つ」ということです。自分に対して自信を持つには、近道はありません。自分の価値観に基づいて行動を選択し、それに対しての責任を引き受ける。この繰り返しこそが、自分の主体性を育て、自信を持つことにつながります。

 

会社員2

もはや「これさえすれば大丈夫」、「みんなと同じでいい」という時代ではなくなりました。余計なストレスに捉われず、そこから開放されるためにも、自らの行動を選択して、その責任を引き受ける生き方をしていきましょう。