働くということ

6月下旬のある日。その日も過密なスケジュールで都内中を車でかけまわっていました。
交差点で停まっている時、車窓から何気なく外を見ていると、
ヤマト運輸のセールスドライバーさんが、カートを押して荷物を配送しており、
その手前には、女性が犬を散歩させていました。

 

何気ない風景です。

 

でも、その時、散歩させていた犬が何かのはずみで走りだし、女性がリードを離してしまいました。
子犬は車が走っている交差点に向かって一直線。
危ない!!!…と思ったその時、ヤマト運輸のドライバーさんが、交差点にダイブするように転がり込み、子犬を助けました。

 

一瞬の出来事でしたが、これを目撃した私はとても感動して、すぐに旧知のヤマトホールディングス木川会長に電話をしました。

 

電話口で木川会長も「今野さん、こんな嬉しい話を聞かせてくれてありがとう。ヤマトはここ数年、働き方改革に取り組んでいるが、道半ばであり、経営陣も色々思い悩んでいる。でも今野さんの話を聞いて、「ああ、小倉昌男の精神は現場に生きているんだ。」と実感した。本当にうれしい。ありがとう。」と・・・。

 

木川会長のあまりに嬉しそうな声に、私も思わず涙ぐむ思いでした。

 

宅急便の創業者、小倉昌男さんは私と同じように国の大きな規制と闘って、今日の運輸業界を作り上げた人です。

 

人々のために国の規制と闘った同志として、私は小倉さんに乞われて、彼が立ち上げた「公益財団法人ヤマト福祉財団」の理事を設立当初から引き受けています。

 

この出来事をきっかけに、久しぶりに木川会長とお会いして、お互いの会社の近況報告をしながら歓談しました。

働くとは?「働き方改革」と一言で言いますが、「何のために働くのか?」「自分の使命は何なのか?」

それを常に自分に問いながら、熱く、誠実に働こうと、あらためて決意した出来事でした。

 

(木川会長には、8月27日(月)に開催する「原宿サロン」8月例会でゲストスピーカーとしてご登壇いただきます。)