創立50周年記念誌 幸せな未来をつくる対話の力
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36女性の働く場を創り出したダイヤル・サービス~自己実現という働き方~Part 3女性ベンチャー第1号 当社は創立時から柔軟な働き方、多様性のある働き方を当たり前のこととして実践してきました。年齢や障害、国籍を問わず、さまざまな人たちが活躍していますが、何よりも、女性が活躍してきた会社です。 今でこそ各企業でも女性活躍推進や結婚、出産などで退職した社員の再雇用制度が整えられつつありますが、当社は50年前から社員が活躍できる環境を自ら創造してきました。 社長の今野が大学を卒業した1950~1960年代、女性たちは結婚、出産後は専業主婦となることが多く、仕事に就くのは難しい時代でした。男性社会の中で女性は学校を卒業後、就職しても20歳代での結婚退職が企業内の暗黙の了解。しかも就職試験でやる気満々の今野は「危険分子」と見られ、全ての応募企業から不採用となったのでした。「自分で会社を創るしかない!」と決意し、10年後、ダイヤル・サービスが誕生したのです。 当社は、女性が主体的に仕事をする場をつくってきました。出世や金もうけよりも、社会的意義のあることに対して働く、という、ひとつ別の道をはっきり示してきました。女性が社会とのつながりを求める想いがそのまま人のためになるという、どこにもないニュービジネスを創り、それに感ずる社内外の人たち女性の想いを雇ったの尽力がありました。 この国の生活者が今より人間的な暮らしができるようになるにはどうしたらよいか、というその思いだけで今野は会社を創りました。そして「赤ちゃん110番」というやりがいのある仕事に使命感に燃えて集まった、学校の先生や看護師といった確立した仕事とは違うキャリアの女性たちの、自己実現したい想いをダイヤル・サービスは雇ったのです。誓いの絵皿。一向にスポンサーがつかなかった「赤ちゃん110番」お別れ会でスタッフが今野社長に贈ったお礼の絵皿。スタッフからの「たとえスポンサーがなくても、私たちだけでやってみてはどうでしょう」の発言で、お別れの会が開始の誓いに一転した。

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