創立50周年記念誌 幸せな未来をつくる対話の力
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35「相談」は未来も続く AIの進化により、私たちの暮らしは劇的に変化すると言われています。「相談」も例外ではないでしょう。1960年代にマサチューセッツ工科大学のジョセフ・ワイゼンバウムが書き上げた自然言語処理プログラムELIZA(イライザ)は、相手の言葉を繰り返しながら聞き、対話していると評価されました。ちょうど当社の創業期の頃です。50年後の今、電話の問い合わせ窓口では、人の代わりにチャットボットが対応し、傾聴型カウンセリングAIの研究も進められています。「相談」は、AIに置きかわるのでしょうか。 「対話の力」をつかった「相談」が、言い換えればお互いの違いを認めること、そして新しい価値を創造していくことだとすると、相談者と相談員の個性が織りなすライブだと言えます。100個の相談があれば、その一つひとつが違う、ダイナミックな過程です。それに対応できるのは、やはり人間ならではではないでしょうか。 情報通信技術の進歩によって、遠く離れた場所で起きたことでも、瞬時に情報として手に入れることができるようになりました。「相談」のツールは、今後さらに進化するでしょう。双方向で1対1の「相談」だけでなく、1対複数、複数対複数での相談対応も出てくるかもしれません。 言語の違いはコミュニケーションの障壁ではなくなるでしょう。「相談」を受けてくれる相談員を、相談者は世界中から選ぶことができるかもしれません。「対話の力」を使った「相談」は、ますますグローバルに広がっていくに違いありません。AIの進化で「相談」は変わるのかツールの進化で広がる「相談」イラスト/しおたまこ

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