創立50周年記念誌 幸せな未来をつくる対話の力
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13・日本初のテレビ電話会議利用第1号 1977年、「赤ちゃん110番」6周年記念 東京-大阪同時座談会「目の不自由な方のためのテレビ電話会議」が開催されました。東京・帝国ホテルと大阪ロイヤルホテル間で、目の不自由な母親と赤ちゃんを対象に、テレビ電話会議という日本電信電話公社(当時)の画期的な実験を利用して、子育ての経験を語り合いました。「赤ちゃん110番」で当時相談対応してくださっていた小児科の顧問医が、テレビ画面で子どもの様子を見て症状をチェックしたり、母親同士が音声で交流したり。目の見えるお母さんたちが有り余る情報に振り回されて肝心なことを見失っている様子に比べ、目の不自由なお母さんが、匂いや触感、動きなどから、自らの感覚で主体的に判断、選択している様子に、育児の原点を教えられる思いでした。・白いカレンダー 「赤ちゃん110番」に入った“赤ちゃんの成長をカレンダーに記して保存しておけたら”との声を受け、1980年に創刊(1981年版)。2020年版でvol.40になります。「歯が出た」「おすわりした」「初めて歩いた」等々…。シンプルな白いスペースの多い作りは、子どもの成長や家族の出来事を1年1冊にまとめた家族の記録にもなり大好評。赤ちゃん110番その対話のひろがりQ:おむつかぶれがひどく、いくら薬を塗っても治りません。A:特に下痢便などのせいでなければ、濡れたおむつ(当時は布おむつ)はすぐに取り換え、温かい蒸タオルでおしりの汚れをよくふき取りましょう。おむつの洗濯はすすぎを十分にするよう注意し、おしりは空気にさらして乾燥させて。Q:保育園で別れるとき激しく泣くのでつらい。子どもは3歳まで母親が家で育てるべき? 私は仕事を辞めたほうがよいのかしら。A:お母さんの気持ちに揺らぐものがあるとお子さんとの別れ際の泣きが助長されることも。揺らぐ気持ちを保母さんたちにぶつけてみてはどうですか。大泣きで別れた子も、案外母親の姿が見えなくなるとあっさり興味のある遊びに移っていくことも多いのです。別れ際に泣くことだけで仕事を辞めようかと迷っているなら、その必要はないかもしれません。Column当時の相談「赤ちゃん110番つうしん」多くの母親から支持されたマンツーマンの育児相談。その成果がより多くの人々の役に立つようにと、1973年発行。商業施設内で行われた「赤ちゃん110番対面育児相談」「これでスッキリ!育児ママを癒す本」いくじ~ず編。親同士の気軽なインターネット上のコミュニケーションの場であった「いくじ~ず」に寄せられた生の声を書籍に。1998年発行。あるお客様のお子さんはカレンダーの白い余白部分に、絵を描いて楽しんでいるとのこと。白いカレンダーには、ファンのお客様から幸せの声が毎年届きます。「創刊時から利用。白いカレンダーがないと年が越せないくらい大好き」「我が家の歴史として日記代わりに使用」「カレンダーを使い捨てにしないで、1年の大切なことを記録することで生まれ変わらせて自分の宝にしている」

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