「社会の財」としての役割を全うする。
それが次の50年も、ダイヤル・サービスの使命

代表取締役社長今野 由梨Yuri Konno

電話による育児相談「赤ちゃん110番」

電話による育児相談「赤ちゃん110番」

世界初!のサービス「赤ちゃん100番」は、創業メンバーの”熱い想い”から誕生。

世界初!のサービス「赤ちゃん100番」は、
創業メンバーの”熱い想い”から誕生。

日本の古き良きヒューマンコミュニケーションを原点に、
「電話サービスのパイオニア」として設立。

「電話が生活者の情報を発信するメディアとなる日が、必ず来る」。20代の約4年をアメリカ、欧州で過ごし、電話を使ったビジネスのヒントを得てそう確信した私は、ダイヤル・サービスで「電話秘書サービス」を始めました。なぜ秘書サービスだったかというと、私自身、有能な秘書が欲しかったから。第一線で活躍する世の職業人たちも同じ気持ちに違いないと思い、最高の秘書サービスを提供したいと考えたのです。それと同時に、帰国以来頭をもたげていたのは、日本の古き良きヒューマンコミュニケーションの消滅への危機感でした。時代は高度経済成長期。モノと金がもてはやされ、“向こう三軒両隣”のたすけ合いの精神は欠落。育児ノイローゼによる子殺しなどが社会問題化していました。そうした報道に心を痛め、悩めるお母様たちを“何としてでも救いたい”という一心で立ち上げたのが「赤ちゃん110番」です。世のため、人のための「社会の財」となる会社に育てるという誓いとともに、女医や教師、編集者など、ブレーンたちが各分野のプロフェッショナルとして参画し、生きた情報を持ち寄ることで、日々サービスの質を高めていきました。

今野由梨

時代のニーズに“突き動かされる想い”が原動力。
ひたすらチャレンジを続けてきた。

これまでの私の半生は、数知れないチャレンジの連続でした。周囲の大人たちに猛反対されても貫いた大学進学、企業への就職の門戸をすべて閉ざされ決意した起業までのさまざまな経験、立ちはだかる古い法規制との闘い、前例なき事業へのスポンサー契約獲得の壁……。私にとってのチャレンジは、それまでの社会が作った基盤を変え、それを阻もうとする力と闘うこと。子育てや孤独に悩む生活者がどれほど苦しい想いを抱えているのか、その切実なニーズに気づこうともしないまま立ちはだかる社会の壁に、人生を賭けて真っ向勝負してきました。そうした原動力も、時代の圧倒的なニーズに突き動かされたからこそです。

“ベンチャーの母”と呼ばれ、駆け抜けた半世紀。節目にあたり、新たな決意を胸に。

2019年、ダイヤル・サービスは創業50周年を迎えます。その礎を築いたのは、紛れもなく創業当時のスタッフたちです。各々のメンバーが専業ではなかったからこそ、既に50年前から「ワークシェア」や「ダブルワーク」という就業形態が自然に実体化していました。
私自身は80歳を超えましたが、現役のベンチャー企業の代表として、成し遂げるべきことはまだ残っていると思っています。
私が大いに期待しているのは、企業をリタイアした60代以上のOBの方々です。彼らが何十年と培ってきた知恵や経験は、社会にとって大切な“財産”ではないでしょうか。それらを定年というだけで失ってしまうなんて、これほどもったいないことはありません。彼らがその財産を社会へ還元できるような“場”を築くべきです。そして、その重要な鍵を握っているのが、私たちベンチャーなのだと考えています。
これまで国内外のベンチャーが開発してきた、数々の素晴らしい技術をさらに活かせるよう、新たなビジネスモデルづくりをけん引し、ベンチャーのあるべき姿をさまざまな世代の方々に見せ続けていく。そういった形でこれからも、「社会の財」としての役割を果たし続けるつもりです。

今野由梨

代表取締役社長 今野 由梨

1969年
ダイヤル・サービス株式会社設立。
1985年
情報化月間「郵政大臣賞」受賞
1998年
「世界優秀女性起業家賞」“The Leading Women Entrepreneurs of The World”受賞
2007年
「旭日中綬章」受賞、公職歴として55もの国の審議会でのさまざまな県の大使等を経験。